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偽マフティーとなってしまった。
13話
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970年代の新大陸人が予算確保のためにおっ立てたハイローミックス理論がありますが、偶然その力があれば何とかなる程度の入植者達の理論と、合致することからやはり、マフティーとやらは戦史に詳しく、旧暦から引用する古式ゆかしい人物で、旧暦から学ばなければ地球圏は再び世界統一戦争のようなものが起こると警鐘を鳴らしています。』
 知らんがな、何いってんだお前。ボールが所在不明とか初めて知ったわ。

『それにデラーズ・フリートを紐解けば、ジムとザクの残骸にガトルやパブリク等の宙域の戦闘機を合わせればドラッツェなる兵器が作れます。デラーズ・フリートのザクとガトルのドラッツェは、簡易MAのようなものですが、問題となるのは残骸を利用したジムとパブリクのドラッツェです。パブリク自体にはルナツーやコンペイトウから自力で旧ア・バオア・クー宙域まで行けたことから広域のテロをたった一人でもなし得るわけです。更に言えばこれらはボールと改装コロンブス級輸送艦さえあれば、理論上はジェガンよりも展開できる為、お手上げです。ですので、今こそ指揮管制能力が高く、ラー・カイラム級やクラップ級よりも安い、バーミンガムとサラミス改を改良して宇宙艦隊再建と低強度戦闘に耐えうるお安い戦力が必要だと思います。』
 ずっとお前は何を言ってて何と戦ってるんだ?そんなにマフティーがでかい組織ならハサウェイがアデレードで捕まりもしないわ。

『私の予想ですとまだ保管されているボールやジムがあることから、幻の計画Gファイターの様な武装強化コンテナが開発されるでしょう。私の知識と過去の文献を照らし合わせると武装強化コンテナの名前はオーキスでしょう。未だに花の名前の武装はありませんからね。』
 長々と妄想を語るなこの教授、月面の大学って暇なんだな。少しこいつの経歴を調べてみるか、ジョージ・ジョンソン、と。

 端末のモニターに出たのは、フォン・ブラウン大学の教員経歴。一年戦争時には技術士官としてルナツーに所属、その後に地球ジャブローに降下しモスク・ハンに師事を受ける。グリプス戦役時にはティターンズの技術士官をしており、ティターンズに疑問を覚えて、エゥーゴに参加。
 エゥーゴからサナリィ、サナリィからアナハイム・エレクトロニクスに所属を転々としながらラー・カイラム隊に志願しクラップ級の整備員としてシャアの反乱に従軍、最終的にフォン・ブラウン大学の旧暦の工業歴史の教授となる。

 アナハイム・エレクトロニクス、サナリィの名誉研究員並びに地球連邦軍名誉技術中佐。えっ、トンチキ紅茶爺さんエリートじゃん。何コイツ。

『改めてお伺いしたいのですが、ではマフティーとは本当に組織なのでしょうか?ダンスマフティーといい、マフティー性が武装マフティーと違うとは思いますけども。』
 だから、マフティー性とはなんだよ
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