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偽マフティーとなってしまった。
9話
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元気もなくなる。ハサウェイも巻き込まれた人間に金を渡し、パイロットに敬意を払うこの姿で、怒りも湧くまい。

「では、解放をする。」
集められた上等な車に彼らは乗り込み、居なくなった。残された連邦政府の閣僚とケネスやギギなどをバスに押し込むのだけだが。

「やっぱり、身代金誘拐じゃなかった。」
ギギはうるさいな。サークルクラッシャーは話すんじゃない。しばくぞコイツ。そうするとせっかく貯めたケネスポイントが無駄になるから我慢だ。

「人質の自覚があるなら黙るべきだが?ギギ・アンダルシア。」
もう怒った。一連の行動でサークルの姫でサークルクラッシャーがお似合いの女だと思うことにした。シーマの様な本当の君臨者とかになれるとは思いはしない。少なくても、セイラとかアナスタシアとかシーラ・ラパーナとかラクスは違うな。宇宙世紀にラクスが出て来たら怖すぎる。准将と共に永遠に封印されてください。

「私は‥‥。」
何かを言う前に追撃して叩き落さねば。「ララァのなりぞこないの女風情」は、多分、ハサウェイがこの話を聞いたらブチギレるから止めて、これにしよう。

「見透かしたようにやる。気に食わんな。望めば誰だって知れば誰もが望むだろう。君の様になりたいと、君の様で在りたいと容易く答えや望みを言う。だが、故に許されない、君という存在を!人の内側に潜り、たやすく人を傷付ける存在を!わかりすぎるということが必ずしも幸せとは限らない典型例だな。無自覚に人の瘡蓋をほじくり回す。」
ギギは呆気に取られたようで黙った。完全勝利だ。計8回以上ハサウェイがマフティーとして天パ化しそうになったんだぞ。反省しろ。

「女性に強く当たるのは感心しないな。」
ケネスもカットインするな。ふざけんなよお前、こういう時こそ銃で殴れよ。ハサウェイも居なくなったんだしさ。

「君は潜在的に妻が出世や活動の邪魔だと思っていたんだろう?しがらみが無ければマフティーに同意していたような部分もある。どうだね?不愉快では無いのかな?」
八つ当たりに過ぎないがケネスをハサウェイ側だとお偉いさんに印象付ける。

「クッ‥。」
ケネスは下がった。勝った!良し。あとはオエンベリの基地に向かえば終わりだ。バスに大人しく乗っていく。上流階級は意外と暴れなくて助かる。

「マフティー、準備ができました。行きましょう。」
ドライが話しかけてくる。比較的まともなドライを重要視するべきか。しかし、小指がなくていくらこっちで引き付けてるからと言ってSFSのメガ粒子砲でスタークジェガンを落とすのだから、あながちコイツは袖付きではなかったとは言えないんじゃないのか?

 バスの運転もフィーアがする。正規軍にいただけあって、戦車、バス、航空機、MSにSFSにミデアにクルーザーまで運転できるらしい。
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