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偽マフティーとなってしまった。
6話
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すと告げると明らかに動揺したスタークジェガンの背中にドライが放ったメガ粒子砲が当たり、墜落していた。

「身構えている時には死神は来ないものさ。」
オープンチャネルになった通信をオフに切り替えると再びザクレロもどきに乗り、シャトルにアプローチをかける。チャンスは1度しかない。素早くキハールもどきでシャトルの上部にへばりつき、シャトルを捕まえる。

 そして、上部ハッチからフンフ達の先行突入隊が入る。それを見計らって、ザクレロもどきと反転して機体下部に潜り込み、貨物用ハッチから突入を開始する。

「フィーア頼んだぞ。もし何かあったら真っ先に逃げろ。いくら、キンバレーでもシャトルが大事で手出しが出来ない。」
先行突入隊から制圧完了と連絡が入る。

『はい。任せましたよ。マフティー・ナビーユ・エリン。』
からかってくるとは余裕だな。

「あぁ、マフティー・ナビーユ・エリン、出撃する。ツヴァイ、用意は?」
あるものを用意させている。

『勿論だ。それに先行突入隊からは体に巻いた爆弾のような物に護衛たちがびっくりして撃ってこれなかったらしい。護衛がマフティーならば、連邦閣僚がマフティーならば、自分が死のうともマフティーなら、確実に撃って気概を見せていた筈さ。やはり、奴らはマフティーではない。連邦の犬たちはマフティー性を理解し得ない存在だ。』
ツヴァイも突入前でマフティー、マフティーとうるさい。そんなにマフティーが好きならマフティーになれ。

 いや、言うのは止めておこう。ツヴァイなら閣僚の前でマフティーダンスを踊りかねん。ハイジャックの品位が下がる。

 ハッチを開いて乗り込む。風が強く、高度が高いから空は蒼い。ここからが勝負だ。

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