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偽マフティーとなってしまった。
6話
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はマトモですよ。全く、このひどい見た目なんですか?これならノイエ・ジールみたいな見た目のほうが良いですよ。」
知らない。そもそもアムロにボコボコにされるだけでビグロより弱いから分からないが、多分ビグロの基礎技術程度にはなったんじゃないかとは思うが、ザクレロを何故、知ってるか聞かれたら答えられないため「知らん。」とだけ告げて、エンジンを唸らせて飛び上がる。

 それにノイエ・ジールに乗ったキハールとか、ジャミトフがジオンの意志を引き継いで乗っかったみたいでそれはそれで問題だろう。

 キハールもどきとザクレロもどきのツインターボ状態の加速に意識と体が持ってかれるが、ザクレロもどきの方は快適らしく、なにかに付け話しかけてくる。

「待て!まだ、軌道が安定してない。騒ぐな!神経が苛立つ!」
こっちはなし崩しにマフティーをやっているのにハサウェイではないのだ。きっとハサウェイ‥‥ハサウェイならば簡単に返事が出来るだろうが。やはり、マフティーというのは特別で、強くも特別でもない。マフティーは特別で逆立ちしたって俺はマフティーになんてなれないんだ。恨むぞマフティー・ナビーユ・エリン!

 「くっ、重力がへばりつく。何がシャトルよ!」
思わず体に掛かってくるGのげっそりとする感覚に怒りを覚えて吠える。

『アインス、いや、マフティー。まだレーダーにジェガンの反応がある。至急、速度を落とすぞ。』 
ふうと息を吐き、速度を緩めた事により肺に空気が入る。マフティーやグラハム・エーカーではない俺にとっては息がようやく出来るというものだ。ここで普通のギャプランなら速度が落ちれば高度も落ちかねないがSFSのザクレロもどきの推進力により、まだ飛んでいられる。最悪、ギャプランと合わせて三門のメガ粒子砲と何基もの多段ミサイルポッドで、奇襲で1機を撃墜をして残りがジェガンの1機なら勝てる。相手はロンド・ベルのジェガンですらないんだ。

『修正、相手の機種は‥‥キンバレー隊のスタークジェガンがブースターをつけて飛んでいる!?あいつは地上軍です。ハイジャックは‥‥。』
は?お前ふざけんなよ!スタークジェガン2機には勝てないだろ!いい加減しろよ!

「どうする?スタークジェガンは。」
本物のマフティーであるハサウェイ・ノアなら、こんな困難なんて壊してかっこよく決めるだろう。しかし、俺は‥‥マフティーでも、ハサウェイでも。ましてやニュータイプですらない。

『おい、聞こえているか?マフティー。』 
ドライの声が聞こえる。やつは肝が座っている。

「あっ、あぁ余りの予定の違いに打ちひしがれていた。」
スタークジェガンは無しだ。教官クラスが乗っていてもおかしくない。

『マフティー、今のお前はマフティーだ。そうだな。マフティーには言いたいことが色々
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