4話
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後に航空機を飛ばすとなってはいるが、そうすると成功したとしてもケネス大佐を捕虜にはできない。キンバレーは無能だから居てもらわねば困るのだ。
ならば‥‥
「逆に、オエンベリに降下させて、閣僚達を捕虜にしてしまえばオエンベリを攻撃することはできなくなるか?ケネスを捕虜にして、閣僚をキンバレーに引き渡す。キンバレーは手柄を挙げて、職務を続けるはずだ。」
それに、今の連邦で恐ろしいのはブライト・ノアだが、過去の反政府的組織エゥーゴの経歴からキンバレーの当て馬にされるはず。
マフティー・ナビーユ・エリンの中身にアムロ・レイ説とシャア・アズナブル説が出てきた今、エゥーゴの元メンバーは監視対象のはずだ。特にニュータイプのアムロ・レイとシャア・アズナブルに一番近かったブライト・ノアなら尚更だ。
キンバレーは馬鹿だが大佐、ブライト・ノアも大佐である。ニュータイプを恐れる奴らからすればキンバレーを出世させるだろう。同時にキンバレーが出世をすれば世間からの反感が高まり、マフティーダンスの勢いも削げるに違いない。
そのキンバレーを本物のマフティー(ハサウェイ)が捕虜にすれば、最高の結果ではなかろうか?
それにジャックは身代金がどうかではなく、生粋のデラーズ・フリート的な部分があるから、これを高潔に言い回せば奴も頷くだろう。ツヴァイらも連邦憎しなのだから、身代金にはそこまで興味もなかろう。
「ジャック、いるか?」
司令官室(悪趣味な地球柄のカーペットの敷かれた部屋に巨大な地球儀とサイドと月と地球を模した天球儀が飾られ、壁にはネオジオンやアクシズに袖付きなどの旗が飾ってある。)に入るとジャックはデラーズの銅像を拭いていた。やはり、こいつは邪悪な存在だ。
「あ、あぁ、掛けてくれ。そこの冷蔵庫に瓶のコーヒーがある。俺はキレイにするので忙しい。」
一応、出しはしたがおじさんが禿げたおじさんの銅像を拭く姿を見せつけられ、はっきり言ってゲッソリとした感覚に襲われ手を付けられなかった。
「で、どうしたんだ?つまらない用事なら今からギレン総帥の銅像を俺は拭かねばならん。」
これ以上、おじさんがおじさんを拭く姿を見たくなかったためにすぐに本題に入ることにした。
「ハイジャックだが、香港ではなくオエンベリに直接降下させてはどうだろうか?これが計画書だ。ツヴァイたちも賛成してくれている。」
資料を渡すとジャックはニヤリと笑った。
「俺がお前を、アインスいやミハイルを呼んだ理由がわかるか?」
そんな物はギャプランを動かせるからに過ぎないだろう。ギャプランがなければ俺はここにいないはずだ。
「耐G体質だろう。他のやつはギャプランなど動かせそうにない。」
フハハっとジャックが笑いだした。
「いや、違うね。あのB
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