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偽マフティーとなってしまった。
3話
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ではなかったと知る。

 その後のニュースを見るとあのキンバレーに殺された男は自称ダンスのマフティー・ナビーユ・エリンと名乗っていたかぼちゃの中身と言っていた男だと判明した。

 何故わかったかというと数人の自分を信奉するマフティー支持者に一部始終を撮らせており、キンバレーに殺されて死ぬことにより、本物のダンスをしていたマフティー・ナビーユ・エリンに成り代わったのだ。 

 一種の殉教者として、非暴力非武装で面と向かって暴力に訴えかけてきたキンバレーに挑み死ぬ動画により数段彼の崇高なる理念として一部で持ち上げられた。

「どういうことなんだ?調べるしかないな。」
 一部の電子雑誌などからは非暴力・不服従を訴える清廉なマフティー活動家として紹介された。例え、一人がマフティーとして死んでもかぼちゃを被り、不服従でいれば自ずと皆がマフティーになれる。

 マフティー・ナビーユ・エリンは真実、正当な預言者の王として不当な暴力にでも正当な理念により打ち倒す正義の執行者として扱われた。

「そんなバカな!?」
 暴力ではなく、非暴力・不服従はインドのガンディーから来ていると思われ、マフティーはやはり、インドでニュータイプに覚醒した。もしくはインドに居るのか噂通り、アムロ・レイかも知れないと締められていた。

「本物はどうなってるんだろうか?」
 本物のマフティーも持て囃されており、概ねツヴァイが予想した内容のままであった。

 そして、キンバレー部隊の失態は強い情報統制で揉み消そうとするも消えずにくすぶり続けている。俺は残り一ヶ月に迫ったハイジャックをどう対処するかに頭を切り替えることにした。




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