3話
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実だ。
「よく考えてもみてください。非武装のダンスデモをたとえオエンベリだとしてもやっていたところにMSを使ったんですよ?信用できますか?」
それもそうだなと言う声が高まっていく。とりあえずオエンベリから戦車を持ってくると決まりかけたところで、一人の男が立ち上がった。
「いや、それだけじゃ駄目だ。アイツラに正当性を与えてしまう。なら、俺はアイツラの前で踊って、撃たれながら死ぬ。それが残されたものの定めだ。」
何言ってるのかわからないが戦わないらしい。確かに戦わなくても良い訳だが捨て置こう。戦車部隊などは川沿いの湿地帯の森に隠れ、逃げることができるものは出来るだけ逃がすことにした。かの男性はどうするかは分からないが。
布陣と偽装も済んだところ、やっとキンバレー隊がやってきた。わざとらしいトラックにわざとらしく救援物資の様にしてるが、荷台の中に61式のサーモカメラが捉えている歩兵の姿。全宇宙に中継されてもなお、難民を皆殺しにすれば救われると思う浅はかさに吐きそうになる。
「テロリストの皆さん。連邦軍のキンバレー、キンバレー・ヘイマン大佐が救いに参りました。投降するなら物資と命だけは保証しましょう。しかし、抵抗するならジェガンの力を身を持って知ります。5分だけ、時間を‥‥。」
キンバレーが言い切る前にかぼちゃのマスクを被った黒タイツの男が現れ、キンバレーは目を輝かせている。度重なるミノフスキー下での戦闘に適応させられた61式戦車のスコープはそこまで捉えれた。
スコープにエネミーが入る。エネミーは文官出身らしい、決められた時間を守るらしく黙っていた。
そして、テントから出てきたかぼちゃのマスクはキンバレー隊の目の前で踊りだす。皆が息をするの忘れて見ていた。
そして‥‥。
「5分が経ったが投降するのか?マフティー・ナビーユ・エリン。」
キンバレーはイライラしながら言っているのは声でわかる。助けに行きたいが61式戦車では待ち伏せ以外はただ殺されるだけの可能性が高い。一両が死んだら数百人以上のオエンベリの人間が死ぬ。助けにはいけない。
何も言わない偽マフティーはゆっくりとあるポーズをとった。それは事務仕事をパントマイムでしたのだ。そして、電話をかけて寝てろと踊りで表すとキンバレーは拳銃を引き抜いて、抑え込もうとする部下を振り払い、偽マフティーの頭を撃ち抜いた。
そして、難民キャンプを破壊しようとジェガンが背中を向いた。
「撃て!」
そこを見計らって10両の61式戦車の20門の砲が集中砲火し、一気にジェガンを中破させると驚いたキンバレーは逃げ帰っていった。
「おかしい奴だったけど、アイツはキンバレーの目くらましになるようにあれをやってくれたのか。」
しかし、後日、彼の行動はそう
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