1話
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いし首も痛めていなかった。
「‥‥もう一回やるぞ。」
「じいさん、連続は‥‥」
ぐんぐんとさっきより回転が伸びる、回転が早くなり吐きそうだと思ったが平気だ。
やがて、ゆっくりと回転が変わり、止まった。
「ふざけんなよ。じいさん!殺すつもりか!」
キャノピーを開けてきたじいさんに怒鳴るがじいさんはニカッと笑いながら
「最初はわからせるためにビグロ並みにGをかけた。全然、堪えてなかったからな。お前さんの限界を見るために、この中古で一番Gが出るギャプランの急旋回並みにしたんだが、その態度を見ると大丈夫そうだな。」
じいさんを殴ってやろうかと思ったがやめた。多分、じいさんのほうが強い。それ程までに正規軍人とチンピラには差があるのだ。
「おそらく、お前さんは大気圏降下中に戦闘ができるような体の才能はある。次はシミュレーターだ。」
シミュレーターでじいさんに促されるままにゼーゴックを選択させられた。大気圏突入戦闘をするが迎撃機に何度も撃墜される。
「才能はあるが降下戦闘に向いてないのかもしれん。ビグロに乗り換えろ。」
場所はア・バオア・クーで敵には‥‥敵にはうん!?
「じ、じいさん、あの白いのと2機は!?」
どう見てもBD3とガンダムだ。冗談ではない。
「ビグロの高速機動にはアレらじゃなければ対応はできない。気にするな。」
いや、気にするわ!馬鹿じゃねーのか!ゲーセンの経験が役に立たないぞ!
案の定、ボコボコにされて高速機動戦にも向いてないと言われたが、普通のMSではガンダムのアーケード筐体の経験のおかげか人並み以上には成績を残せた。
「‥‥。エース未満。そこそこのパイロット並みだな。MAに向いてるのに、MAの戦闘はできないってところか。こればかりは感性だからな。取り敢えず、走り込みと体を鍛えろ。」
そして、じいさんと楽しく訓練をして4ヶ月、借金の返済に日当はほぼ消えて、食べるのはじいさんと漁に出たりトウモロコシを育てたりでなんとかしていたし、居候をしていて住む所にも困らなかったが、ある日こう告げられた。
「薄々気付いていたと思うが多分、お前さんは航空機乗りに向いてる。それだけだ。」
たしかにシミュレーターの成績は最近は伸び悩んでいる。悔しくて泣いた。逃げるのは航空機でも構わないがせっかく、ガンダムの世界に居るのに本物のMSに乗れないのは悔しすぎる。
「おい、待て!」
じいさんが止めるのを無視して気付いたらBARにいた。俺は酒をかっ食らうとチクショーと漏らしたが大変なことに気付いた。
財布が居候先のじいさんの家だ。汗が吹き出る。いくら、無法地帯のマフティー軍の街オエンベリだとしても秩序はある。飲み逃げなんかをした日には叩き出される。そうすると収入
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