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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
訳あってあたしは、ふたりと再会する
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ァントは紫式部。なら魔力の回復以外にも使い道がある。」
そして聖晶片に込められた魔力はあまりにも膨大。
それこそ、サーヴァントのクラスを変えちまうくらいに。
「うん…分かった。信じるよ。とりあえずイリヤちゃんと美遊ちゃんはあたしがあずかる。」
「だそうだ。良かったなお二人さん。」
そうして、マスターの居ないふたりはこうしてここで仮契約をすることになった。
「ありがとう、葵さん。」
「でもあれだよ。ここに住むのならきちんとお仕事のお手伝いはしてもらう。それでもいい?」
それに対してふたりは迷うことなく頷いた。
「さてと…」
とりあえずこれで俺の役目は終わった。
立ち上がり、別れの挨拶をして図書館を出ようとするが…
「どこ行くんですか?」
「どこって…さぁ、どこだろうな?強いて言うのならまだ顔も知らぬ困っている人の元へ…」
「泊まっていけばいいじゃないですか。」
と、そんなことを勧められた。
それは遠慮しておく。
助けるのは好きだが助けられるのはなんだかこそばゆくて仕方がない。
そんなわけで俺はやんわりと
「いいのですか!?」
断れなかった。
「うん、まぁ。部屋は沢山ありますし。」
「ありがとうございます!私達、基本宿無しで。マスターが無計画なのもあるのですが。」
「二トちゃん。」
「無計画と言いますか…ええ、基本的には格好をつけたがる人で、自分のことなど考えず人のことばかり優先するものですから、たまには立ち止まって考えてくださいと私はいつも言っているのですが。」
「二トちゃんってば。」
「格好つけるのもいい加減にしてください!私だってたまには熱いシャワーを浴びたり、柔らかなベッドの上で熟睡したいのです。」
「…わかった。折れる。」
そうして、彼女のご好意に甘えることとなった。
●
「じゃあ…田中さん?」
「賢士でいい。お互いマスターだし二十歳でタメだ。そんな堅苦しくなるな。その代わり俺もあんたの事は葵って呼ぶぜ。」
それから、インタビューをすることになった
隙あらば人助けをする人、彼のサーヴァントのニトクリスがそう言っていたから彼がこれまでにどのような人助け、もといどんな旅路をしてきたか気になってきた。
サーヴァントが現世にてどんな生き方をしているかは気になるけど、それと同じくマスターにも千差万別の生き方がある。
先日会った大和さんや舞、そして探偵さん。
誰一人として同じ生き方をしている人はいないし皆個性的な人生を謳歌している
。
だから気になった。
ちなみにニトクリスは今香子にこの図書館を案内、各施設を紹介してもらっている。
これから住むことになるイリヤちゃん、美遊ちゃんの二人も一緒だ
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