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スーパー戦隊超決戦
第十二話 ドクターマンの影その三

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「それぞれだけれど」
「必ずいますね」
「その立場の人はね」
「爺さんがいなくなったしな」 
 獅子王はそれでと伊賀崎父に言った。
「だったらな」
「余計にだね」
「お前さんがな」 
 伊賀崎父の背中をばんと叩いて言った。
「ニンニンジャーのだよ」
「司令になるんだね」
「それでちゃんと果たしてるからな」
 指令の仕事をというのだ。
「皆言うしな」
「頼りにもだね」
「してるんだよ」
 そうだというのだ。
「本当にな」
「そうなんだね」
「へい、そうですから」
 タキガワも言ってきた。
「これからもお願いしやす」
「そこまで言ってくれるなら」
「それならですね」
「これからも全力でやらせてもらうよ」 
 こう言ってだった。
 伊賀崎父はニンニンジャーの面々をこれからも導いていこうと決意した、そのうえで高知市を案内してくのだった。
 その中でだ、伊賀崎は驚いて言った。既に龍馬像から市街地に入っている。
「おいおい、会ってなかったのよ」
「ええ、そうよ」 
 風花が兄に答えた。
「龍馬さんと板垣退助さんはね」
「同じ土佐藩でもか」
「同じ時代でもね」
「会ってなかったんだな」
「一度もね」
 それこそというのだ。
「お二人はね」
「会ってないんだな」
「だって住んでいたところが違うし」
「同じ高知でもか」
 城下町だがというのだ、高知城の。
「それでもか」
「そうよ、お互いのことは知っていて」 
 そうであってというのだ。
「出来るとって認め合っていても」
「それでもか」
「お会いしたことはね」
「ないんだな」
「けれど縁はあったのよ」
「同じ倒幕の志士だったので」
 百地が答えた。
「お互いに知ってはいました」
「どんな人か、か」
「それで龍馬さんは板垣さんを同士の人達にこうした人がいるとです」
 その様にというのだ。
「紹介しています」
「凄い人がいるってか」
「そうでした」
 こう話した。
「そうしていて板垣さんも」
「その人もか」
「龍馬さんの脱藩の罪を解く動きを助けていました」
「じゃあお互いをな」
「知ってはいました」
 そうだったというのだ。
「中岡慎太郎さんという共通の知人もいました」
「陸援隊だったな」
「そうした人もいましたが」  
「それでもか」
「お会いしたことはです」
「ないんだな」
「よく捜索では会っていますね」
「ああ、それでな」
 伊賀崎はまさにと答えた。
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