第一章
[2]次話
烏も人に懐く
デンマークで生まれ暮らしているハンナ=レルケールナ茶色がかったブロンドの長い髪と青い目を持つ背の高い見事なスタイルの彼女は夫と共に酪農業を営みつつ二人の子供と犬それに猫と暮らしている。
その彼女の家の敷地内でだった。
「お母さん、烏いるよ」
「弱ってるよ」
長男で五歳のハインリヒと次男で二歳のオットーが庭で母に言ってきた、二人共父親譲りの薄いブロンドの髪と青い目である。
「どうしたのかな」
「あまり動かないよ」
「そうね、これはよくないわね」
ハンナもその烏を見た、そしてすぐに獣医に診せてだった。
生きもののリハビリセンターで救護を頼んだが。
「何処も遠くて」
「ちょっと頼めないわ」
夫に食事の時に話した。
「どうもね」
「それなら」
夫は妻の話を聞いて言った。
「僕達でやろうか」
「助けるのね」
「これまで鳥を助けたことがあるし」
「ネットで調べながら」
「そうしながらね」
それと共にというのだ。
「助けようか」
「そうね、獣医さんに応急の手当ては受けたし」
「それで命に別状はなかったんだね」
「ええ、そうだったわ」
「ならなおよしでね」
「やっていこうね」
こう話してそうしてだった。
一家でその保護した烏の久伍をしていくことにした、烏は雄でラッセルと名付けれてだった。
一家で大事にリハビリをしてもらった、そしてだった。
元気になったので自然に戻そうとすると。
「カア」
「すっかり家に居付いたね」
「そうね」
夫婦で家の木のうちの一本に巣を作ったラッセルを見て話した。
「うちに馴染んで」
「そうしてね」
「そしてだよ」
「カア」
「ワンワン」
「ニャア」
家の胸等が白い黒い垂れ耳の雄犬ペーターそれに薄茶色の虎毛の雌猫のローザとも仲良くなってだった。
仲良く遊ぶ様になった、特に。
「ラッセル只今」
「元気だった?」
「カア」
家の子供達とも仲良しになって一緒に遊んでいた。両親はそんなラッセルを見て暖かい笑顔になって話した。
「凄くいいな」
「そうよね」
「もうラッセルは家族だ」
「私達のね」
「それなら大事にしていこう」
「そうしていきましょう」
夫婦でその彼を見て話した、この話はインターネットでも知らされたが。
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