第29話
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「フフ、ごきげんよう。」
そして屋根から飛び降りて着地したエンネアはヴァン達を見回して声をかけた。
「新手――――――!?」
「ちゅ、中世の騎士装束……!?そ、それにマルティーナさん、”その姿”は……!」
「”天使”……」
「”鉄機隊”に加えて”ラギール商会”の”銀髪の売り子”までいやがるとか、一体何が起こっていやがる……!?」
「私達の”敵”を攻撃したという事は少なくても、”私達の敵ではない”と思いますよ。」
デュバリィ達の登場にフェリは警戒の表情を浮かべて声を上げ、デュバリィ達を目にしたアニエスは困惑の表情を浮かべた後背中に四枚の翼があり、頭上には光の輪っかがある姿―――”天使”の姿のマルティーナに気づくと驚きの表情を浮かべ、タリオンは呆けた表情で呟き、ヴァンは信じられない表情で声を上げ、リタは興味ありげな様子でデュバリィ達を見回して推測を口にした。
「………馬鹿な……………何故”とうの昔に死んだヌシがそのような姿で生きてそこにいる”………!?――――――ユエファ……ッ!」
「オ、オフクロ……ッ!?」
一方ギエンとアーロンは信じられない表情で服装はアシェンのような東方文化の服装でありながらも背に二枚の翼を生やし、頭に光の輪っかがある姿の女性――――――”天使の姿のユエファ”を見つめて声を上げた。
「ハアッ!?」
「ええっ!?アーロンさんのお母さん……!?」
「確かアーロンさんのお母さんはアーロンさんが幼い頃に亡くなったのでは……?」
二人の言葉を聞いたヴァンとフェリは驚きの表情で声を上げ、アニエスは戸惑いの表情で呟き
「フフ………初めまして、私の大切な息子に力を貸してくれている裏解決屋さんにその仲間の人達。―――――私の名前はユエファ・ウェイ。貴方達の知っての通り、大切な息子の母にして、今は義娘であるマティの”使霊”よ。」
「――――――改めて名乗るわ。天使階級第三位”座天使”マルティーナ・ウェイ。アーロンの義理の姉にして、かつては”イムニス”の地の天使陣営の”統率者”を務めていた者よ。」
「な……っ!?」
「おいおい……冗談だろ?”天使階級第三位”って事は、現在ゼムリアで活動している事が確認されている最も階級が高い天使である第四位の主天使よりも上の階級の天使”って事じゃねぇか……!?」
「”使霊”というのは何なんだい?」
「えっと……”使霊”とは確か”天使が自身を守護する為に生み出した存在――――――つまり、使い魔”だったはずですよ。」
ユエファとマルティーナはそれぞれ自己紹介をし、マルティーナの自己紹介のある部分を聞いたメイヴィスレインは絶句して驚きの表情を浮かべてマルテ
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