第一章
[2]次話
焼肉とステーキの違い
泉敏弘の家は焼き肉屋である、店は繁盛していてネットでも話題になる程だ。繁華街で食べ放題もしているが。
掃除中に店のメニューを見てだ、店の手伝いをしている小学三年生の妹の亜季大きな目のあどけない顔立ちで黒髪をツインテールにしている彼女は小学五年でやはり店の手伝いをしている兄に尋ねた。見れば兄も大きなあどけない目である。ただ小柄な妹と違い背は小学五年では高く黒髪をショートにしている。
「焼肉とステーキの違いって何?」
「焼肉と?」
「うん、どっちもお肉焼いて食べるよね」
店の掃除を一緒にしながら話した。
「そうよね」
「そうだよ」
敏弘はその通りだと答えた。
「どっちも」
「じゃあ同じじゃないの?」
亜季はこう言った。
「焼肉とステーキって。うちのお店ステーキ肉もあるし」
「お肉の中にね」
「それじゃあ一緒じゃない?」
「そうなるかな」
「うん、うち焼き肉屋だけれど」
「ああ、違うよ」
亜季がこう言うとだった。
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