第二章
[8]前話
「世界一のチーム」
「日本球界に止まらないのよ」
「巨人なんて小さいわ」
「あんなしょうもないチーム蹴散らさないとね」
「打倒巨人じゃなくて巨人征伐」
「悪いことばかりしてるしね」
「さあ交流戦で出て来ても踏み潰してやりましょう」
もうその時のことを話していた、そして。
ホークスが巨人に正義の鉄槌を下す時を楽しみにしつつ開幕セレモニーがはじまるのを待っていた、そのセレモニーがだった。
はじまるとだ、まずは。
リムジンがグラウンドに来た、それを観て姉妹は笑った。
「いきなりね」
「リムジンで来たわね」
「小久保監督出て来たし」
「もういきなりよね」
「お金持ってるってアピールしてるわね」
「去年も一昨年も面白かったけれど」
「今年はまた凄いわね」
「面白い演出ね」
姉妹で笑顔で観て話した。
「さて、これからどうなるか」
「選手の人達も出て来たけれど」
「一体どうなるか」
笑顔のまま状況を見守った、すると。
とある俳優の有名なサンバだった、これには姉妹も他のファンも大喜びだった。
「いいわね、これ」
「今年はこうきた?」
「面白いわね」
「先に勝ち越してるしね」
「いい感じね」
「これはいけるわ」
「面白いわ」
ファンとして拍手した、そして。
試合がはじまるとだ、恭子は優子に顔を向けて言った。
「じゃあ開幕セレモニー終わったし」
「それじゃあね」
「今から試合はじまるし」
「応援しましょう」
「全力でね」
「ホークス今年こそ優勝よ」
「絶対にね」
姉妹で顔を向け合って話した、そしてだった。
応援をはじめた、試合はホークスが勝った。そのことに喜びながら家に帰って二人は勝利の美酒のビールを味わいつつ話した。
「よかったわね」
「幸先いい本拠地開幕だったわね」
「これからも長いけれど」
「リムジン面白かったし」
「サンバもね」
「期待出来るわね」
「今年こそね」
そう話してだった。
ビールに唐揚げを楽しんだ、勝利の美酒とのその組み合わせは最高だった。
リムジンに乗って登場 完
2024・4・18
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