第4話 新しい空娘 【F22視点】
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
工廠内、自私は頭を悩ませていた。
「けんぞう!けんぞう!」
私の前には建造をする、気合いの入れた妖精。
提督の思いに答えるとはいえ、スホーイの媒体が落ちてるとは。
しかも全てわかった上。でも、今は嘘はつけない。
提督の驚いた顔が思い浮かぶ。
多分ロシアの航空ショーにいったことあるんだろうなぁ…
私もロシアの旅行に入ったことあるが、あんなとこ二度と行きたくない。
でも、どっちかと言えばF15の方が良かった。
鎮守府内で冷戦は起こしたくない。
でも提督は打撃力と言っていたし…ロシア戦闘機の方が強いのは確かにそうだ。
それに答えるのが艦娘、空娘というものだろう。
「---建造開始だ。」
「…」
ついに始まってしまった。
高速建造をしている提督を見ると、どこかしら嬉しそうだ。
「出来たのか?」
「……嫌な予感がする。」
建造の中は高速建造のモヤでよく見えない。
が、影だけは見えるような…
「お前が私の提督か?」
「ああ、そうだ。」
「ならこっちは…」
そう答えたあと、少しモヤが晴れてきた。そして向こう側のモヤが
揺らぎ、突き破っ
「何っっっ!?」
一瞬何が起きたか分からないかった。
何が起きた?理解できない。
「済まなかったな、ロシア空軍所属、スホーイ27だ。」
「いきなり突っかかってくるのは聞いてないです…」イタイ
未だにロシア空軍に突っ込まれたところが痛む。
「私は…ステルス…機なんです。」
「やりすぎちゃったな。済まない。」
提督は?提督は何をしてるんだろう…
「大丈夫か?」
提督…提督の声だ。
「なん…とか。」
「スホーイ27、ちょっとさすがに手当してやれ。」
「はいよ。」
こういうことになるからやりたくなかったんだけどなぁ。
今は彼女と仲良くして、隣国間の冷戦を消さないと。
私はいつ死ぬか分からない状況で出撃なんか出たくない。
「F22、済まなかったな。少し手加減をミスった。」
いや、手加減とかそういう事じゃなくて…最初からやらなければ良かったでしょ…
時に2時間後
「はぁぁぁ…」
あのロシア空軍、ずっと提督とくっついてる。
私は提督の邪魔する人を消すこと。
今は、ロシア空軍、提督さんと引き剥がさないと、何もすることが出来なさそう。
仕方ない。切り替えて私は2人に近ずこう。
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ