第28話
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〜黒龍城塞・最奥〜
「リィンの”鬼の力”や”女神の力”を解放した姿、いや―――――」
「それすらも比較にならないとんでもない姿になったようだね……」
「アーロン……さん……?」
「下がりなさい、アニエス!その者はもはや”人”ではなく、”魔人”です!」
「その通りだ。人を超えし存在――――――煌都に君臨する魔人”大君”だ。」
魔人―――――”大君”を目にしたクロウとアンゼリカは厳しい表情で呟き、呆けた様子で大君を見つめるアニエスにメイヴィスレインが警告し、アレクサンドルが宣言した。
「ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲッッ!!!」
「うあっ……!」
「ッ……!」
「この威圧、下手をしたら”魔神”に迫るかもしれません……!」
咆哮を上げると共に凄まじい威圧を放った大君の威圧にアニエスとフェリは本能的に圧され、リタは真剣な表情で分析した。
「あはは、イカスねぇ!”聞いていた”以上じゃないか―――――!」
「……主目的の一、クリアだな。後は”彼”がラングポートを――――――東方人街を破壊するのに任せるのみ。」
「……!」
「それが”次”のシナリオか!」
一方大君の降臨にヴィオーラは笑い、アレクサンドルが口にした言葉を聞いた仲間達がそれぞれ血相を変えている中フェリは目を見開き、ヴァンは厳しい表情で声を上げた。
「そうさ、40年前にあった”大君”黒月たちとの死闘の再現!ゲネシスとやらがソイツの元にあれば殺した相手を屍鬼に変え支配下に置ける!いかに今の黒月の規模でも相当手こずるのは間違いないだろうさ!」
「そこまで至ればギルドに警察、海軍、そしてメンフィル帝国の”本国”からの正規軍すら出張ってくるだろうが――――いずれにせよその混乱に乗じて俺達は黒月の長老どもを仕留める。」
「そ、そこまで狙って……!?」
「クソが……!よくできてるじゃねえか!」
「しかも死者達をも利用しようとするなんて……許せない。」
「”結社”の連中ですらも、数年前のエレボニアの内戦やヨルムンガンド戦役もそうだが、”クロスベル異変”や”リベールの異変”ですら”そこまで”しなかったってのに、それを平然とやろうとするとかもはや”結社”の連中以上にヤバイ連中じゃねぇか!」
「そうだね。メンフィル帝国もそうだけど、クロスベル帝国もたかが一マフィアの撲滅の為に”あれ程の戦力”を集めた事も決して戦力過剰では無かったようだね。」
ヴィオーラとアレクサンドルが語った計画を知ったアニエスは驚き、ヴァンは厳しい表情で声を上げ、リタは静かな怒りを纏って呟き、厳しい表情で声を上げたクロウの言葉に同意したアンゼリカは真剣な表情で呟いた。
「ヲヲヲヲヲッ
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