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高卒とか関係ない
第一章

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                高卒とか関係ない
 高橋鱒二は高校を出てすぐに働いている、彼が勤めている会社では営業部のエースであり将来を期待されている。
 そんな彼にだ、かつての同級生で今は学校の先生をている小早川利一が話した。高足はすっくりした顎を持ち色白で整った目鼻立ちをしていて黒髪をセットにしていて痩せた一七五位の背で小早川は穏やかな顔立ちで眉は太く黒髪の量が多く一八〇近い長身でややがっしりとした体格だ。同窓会の後で二人共スーツで居酒屋で飲んでいる。
 小早川は梅酒をロックで飲みつつ高橋に言った。
「実はお前が高校を出てすぐに働くって言ってな」
「順調にやってるよ」
「学歴必要じゃないかって思ったんだ」
「そうだったなな」
「僕はな、けれどどんどん結果出してか」
 いかのゲソ焼きを食べつつ言った。
「エースか」
「うちの会社の営業部でそう言ってもらってるよ」
「いいな、学歴なんて関係ないか」
「うちの会社元々社長さんも高卒だしね」
 高橋はレモンサワーのサイダー割を飲みつつ笑って応えた。
「学歴はね」
「関係ないんだ」
「そうなんだ」
「いいね、いや学校の先生は」 
 小早川は焼き鳥を食べる高橋に話した。
「皆大卒でしかも教育大とか」
「いい大学出てるね」
「いい大学は出ていても」
 それでもというのだ。
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