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金木犀の許嫁
第十三話 無理はしたら駄目その十二
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は結婚していた時は」
「そんな風で」
 心を込めた料理を作ってもらって食べさせてもらっても感謝せずに文句ばかり言っていたというのである。
「挙句はね」
「離婚されたんですね」
「そうだったのよ」
「最低な人とは聞いてましたけれど」
「もうね」
 そう言われる振る舞いはというのだ。
「既によ」
「結婚していた時からですか」
「それで離婚されたけれど」 
 そうなったがというのだ。
「行いをあらためないで」
「もっと酷くなって」
「遂に誰からも匙を投げられて」
「今は行方不明ですね」
「そうなったのよ」
「そんな人にならない為にも」
「佐京君はね」
 彼自身に言うのだった。
「今の気持ち忘れないでね」
「わかりました」
 佐京はオートミール、夜空が作ってくれたそれを食べつつ頷いた。そのオートミールは実に美味かった。


第十三話   完


                   2024・2・8
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