第十一話 日本全土を探しその三
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「この萩から出ている」
「そうだったね」
「幕末そして明治はこの街の存在が大きい」
ハイドは強い声で語った。
「何といってもな」
「そうなのね、何か私としてはね」
エリは笑ってこう言った。
「折角港町なんだし」
「だからだね」
「ええ、お魚食べたいわ」
こう言うのだった。
「お刺身とかがね」
「そうだね、思えば博士って肉料理多くて」
アラタは天知がよく自分達に出してくれる料理のことを話した。
「お魚のお料理はね」
「その次位よね」
「シーフードカレーを作ってくれても」
「ビーフカレーやカツカレーが多いわね」
「博士が好きなんでしょうね」
モネは推察して言った。
「やっぱり」
「そうだろうね」
アラタも否定しなかった。
「やっぱり」
「そうよね」
「それはそれでいいけれど」
「肉料理もね」
「折角だしね」
港町に来たからとだ、アラタも言った。
「お魚食べようか」
「いいわね」
「ああ、何を食おうか」
アグリはもう乗り気だった。
「今から皆で考えるか」
「そうしようね」
「そしてな」
アグリはさらに言った。
「皆でな」
「美味しいお魚や天婦羅食べようね」
「お寿司もいいな」
「そうそう、そちらもね」
「お寿司か。いいな」
ハイドは寿司と聞いて目を輝かせた、そのうえでの言葉だった。
「よさそうなお店があったらな」
「皆で入ってね」
「食べようね」
「そうしよう」
是非にという言葉だった。
「歴史を見つつな」
「いいね、そうしたことも」
「そうだな」
「一緒に楽しもう」
「ドクターマンは探すが」
このことは絶対だった、特に生真面目なハイドは忘れていなかった。そのうえでアラタに応えて言うのだった。
「しかしな」
「それでもね」
「そうしたことも楽しみながら」
「やっていかないとね」
「そうだ、だからな」
「美味しい魚介類食べて」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「ドクターマンを探すぞ」
「そうしようね」
こうした話をしつつゴセイジャーの面々は萩においてドクターマンを探していた、そして昼は寿司を食べた。
だが別の和食の店でだ、ドレイクはこんなことを言っていた。
「今度は下関だったな」
「ああ、そっちに行くぜ」
デレプタが応えた、そこにはターゲイトもいて皆人間の姿である。
「そしてな」
「河豚を食うか」
「そうしような」
「楽しみだな」
ターゲイトは鯛の刺身を食べつつ言った、見れば舟にお頭付きである。
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