第二章
[8]前話
自分の夏休みの課題を思い出した、理科の自由課題で今汲み取った井戸水を顕微鏡で確認しようと思った、それでだった。
早速たまたま曾祖父の家彼が理科の教師だったのであったと思われるそれで確認してみるとこれがだった。
「凄かったな」
「中に色々ね」
「いただろ」
「井戸のお水にはね」
「水道水は調べたか」
「調べたら」
そちらの水も顕微鏡で見たがというのだ。
「奇麗だったわ」
「そうだな、井戸水は土から出てな」
そうした水でというのだ。
「濾過とか沸騰とかされてないからな」
「汚いのね」
「だからな」
「そのまま飲めないのね」
「飲んだらよくないんだ」
「奇麗じゃないから」
「そうだ、だから水道が普及したらな」
「皆そっちを飲んでるのね」
「そうだ」
そうしているというのだ。
「ひいお祖父ちゃんもひいお祖母ちゃんもでな」
「皆もなのね」
「そうして飲んでるからな」
だからだというのだ。
「光もな」
「井戸水は飲まない方がいいわね」
「そのままな、だから飲まなくてな」
「よかったわね」
「生水だからな」
井戸水はというのだ。
「本当にな」
「気を付けることね」
「そうするんだ、7いいな」
「そうするわ」
曾孫は曾祖父に約束した、そして両親と一緒に曾祖父の家にいる間井戸水は飲まなかった。それは曾祖父の家から家に帰ってからもで以後彼女は生水自体も飲まなくなった。常に水道水か濾過したり一旦沸騰させた水を飲む様になった。
井戸水は怖い 完
2024・4・16
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