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とある銀河の物語
003 教授と博士とマティルダ
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きているのか・・・。
頭ではわかっている。もし、私に出来ることがあるのなら、やらなければならない。わかっている。
しかし、身体が言うことを利かないのだ。恐怖に縛られ、震えが・・・・・
・・・・・震えが、とまった。
声が聞こえたのだ。また、聞こえた。
「お父さん。」
マティルダの目は、アメリアの目だった。
私を頼っている目ではない。悲しんでいる目でも、恐怖している目でもない。
アメリアの目は、たとえ色は違ってもまだ諦めていないと言っている。
コンソールを見つめる。
ここに、可能性がある。
強い意志を持って、取り組まなければならない。
諦めて、たまるか!!
背筋を伸ばし、コンソールに向かう。
「マティルダ、コーヒーを頼む。濃い目にな。」
「はい、お父さん。」
「クリス、三つのスクリーンで作業がしたい。調整してくれ。」
「了解。」
クリスが、本来の部屋の主に目で合図する。
「それぞれにキーボードを付けてくれ、出来れば、だが。」
「了解。」
本来の部屋の主が、頷く。
「それが終わったら、マティルダ以外、誰も入ってこないでくれ。」
設定が終わり、再びコンソールに向き直った。
「マティルダ、コーヒーはまだか?」

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