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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第3話:ズルの意味を知る人が足りない……
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『適才適所』と『臨機応変』がそれに該当するのだろうな。

で、トッシンの許に向かう前にアニマを他の部隊に盗られない様に色々と言いくるめようとしたのだが……
「何でだよ!」
ななな何だ!?
「何でオラウさんと一緒に行っちゃいけないんだよ!」
何ぃ!?
そんな事をされたら、豊臣秀吉(わたし)の諜報手段があの馬鹿共と一緒になってしまうではないか!
そこで私は私からアニマを奪おうとしているあの女を言いくるめようとするが、私の肩を誰かが引っ張った。
ハッキリ言って邪魔です!急いでるんですけど!
「まさかと思いますが、ヌードン様が行っておられるアニマへの説教を妨害する御心算ですか?」
その言い回し……嫌な予感しかいないんですけど……
「説教とは?」
「オラウ様は先程の王の言葉をもうお忘れか?」
まあ……あんな馬鹿げた台詞を覚える理由が1つも無いしな……
ちょっと待て……と言う事は……
「あの様な戦う術が無い者に戦場に立つ資格はありません!その事をアニマにきつく言っておられるのです!」
……頭が痛い……
合戦をなめているのか!
忍者(くさ)が徹底的かつ致命的に不足している状況でアニマまで失ったら……
まさかと思うが、この馬鹿もアニマの動物を操る魔法の恐ろしさを知らぬと言うのか?
「もし、それでもまだアニマを戦場に連行すると言うのであれば、残念ながらオラウ様に部隊を指揮する資格が無いと判断せざるおえませんぞ」
ムソーウ王国もマッホーウ法国も、強大な攻撃力と防御力に物を言わせて突撃するだけの単純馬鹿なのか?
本当にそうなら、豊臣秀吉(わたし)はエイジオブ帝国に寝返りたくなるぞ……
結局、ヌードンと言う馬鹿女に無力なのに戦場に立ちたがるアニマへの説教を……
任せとうないのに!傍目から視たら任せる形で出陣した様にか見えない大恥を掻きながら出陣させられた!いや!戦場に連行された!
……
……
……
……また……高井楼……
「では復習といきましょうか」
どうやら、こいつがトッシンと言う男の様だが、まさかと思うが豊臣秀吉(わたし)に高井楼の必要性を説く心算か?
「先ずは適度な場所に櫓を建て―――」
「そこを本陣とし、敵勢力に備える」
「違います!」
はあぁー!?
「建てた櫓の上に弓兵を登らせ、そこから矢や焙烙玉を投げつける」
「まったく違います!」
はああぁぁーー!?
防御拠点でもなければ攻撃手段でもないだとおぉー!?
じゃあ、この高井楼に何をさせる気じゃ!?
「そこから敵の居場所を見て突撃方向を知る。それすら解らぬ様では、一般兵に笑われて当然ですぞ!」
……また……高井楼に諜報作業を押し付けてる……
大陸に伝わる三国志にて凡将と揶揄されている袁紹の方がまーだ高井楼を正しく使いこなしておったぞ
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