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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三十二話〜決着――ゆりかご
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た」


私が先頭を行き、なのはがヴィヴィオを抱き、女を背負ってついてくる。
先程ナインライブスブレイドワークスを放ったときは痛みはなかったが、魔術回路に異変を感じた。
まるで、何かから魔力供給をされているような感じだったが、魔力の状態がめちゃくちゃだった。倒れたのはそれが原因かもしれない。なるべく魔術は使わずに進みたいが……


「くっ、またか!」


目の前に現れてくる魔力障壁。手に持つ斧剣で切り裂きながら進んでいく。
ある程度進んだところで、


「なのは!士郎!」


ヴィータと合流。彼女も戦闘機人を背負っていた。


「やったんだな」
「ああ。そっちは?」
「駆動炉はいきなり止まった。魔法が使えなくなるのと同時にな。んでお前らの方が気になって行ってみたらこいつを拾ったんだ」


どうやらヴィヴィオを固有結界に取り込んだことで王を失ったゆりかごが停止した、という事だろう。


「急ごうぜ。時間がねえ」
「ああ」


後少しだ。後少しでこの事件は終わる。




side ゼスト


「はあああああああ!!」
「……紫電、一閃!」


身を切り裂かれる感触。命が尽きる、と感じるのは二度目だ。
……俺たちの意志は、正義は、しっかり受け継がれていた。
思い残すことはない。


「旦那ぁ!」


ああ、ひとつだけあったな。


「この子を頼む。きっと、お前ならばいいマスターになってくれるだろう」
「……はい。必ず」


これで終わりだ。ようやく、終わりだ。
レジアス。もう大丈夫だよな。世界は、きっと大丈夫だよな。
お前も、そう思うだろう?
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