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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三十二話〜決着――ゆりかご
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I pray,Unlimited Blade Works.《その体は、   きっと  剣で出来ていた。》」


その一言により、世界は塗り替えられる。剣の荒野。空には歯車。私の世界『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』へと。




side なのは


「スターライトォォォ………ブレイカー!!!」


ヴィヴィオへとスターライトブレイカーを打ち込む。が、


「ああああぁぁぁああぁぁぁ!!!!」


正面から拳を叩きつけてきた。


「うっ……」


押され初める。でも、ここで引くわけにはいかないよ!!


「ブラスター……3!!」
[Limit release.]


最後のブラスターリミット。その解放とその詩が聞こえてきたのはほぼ同時だった。


―――体は剣で出来ている。


……直感でわかった。この詩が士郎君が生きてきた人生を表している、ということは。


―――血潮は鉄で、心は硝子。


感じる。世界が変わるのを。


―――幾たびの戦場を越えて不敗。


現実が、塗り潰されるのを。


―――ただ一度の敗走もなく、


彼の、心象世界に。


―――ただ一度の理解もされない。


あまりにも悲しすぎる彼の世界が、


―――彼の者は常に独り、剣の丘で勝利に酔う。


その姿を、現してくる。


―――故に、生涯に意味はなく。


赤い大地と、空に浮かぶ歯車。


―――その体は、きっと剣で出来ていた。


私達の周囲を炎が包み…………


「え…………!」
「見つけたぞ、戦闘機人」


世界が、変わった。




side クアットロ


なに?なんなの?なによこれ?ありえない。ありえないありえないありえないありえないありえないありえないアリエナイアリエナイありえないありえないありえないアリエナイありえないありえないありえないありえないありえないアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイ!!!


「あ、あああ、あああああああ!!??!?!?!?」


どうして?私はゆりかごにいたはず。こんな変な荒野に来た覚えはない。
逃げたい。逃げたい逃げたい逃げたい。


「無駄だ」


メノマエニケンガフッテキタ。


「俺の世界で勝手はさせん」


クサリガワタシヲツカマエタ。ウゴケナイ。ドウシヨウ。ドクターノユメヲカナエラレルノハワタシダケナノニ。ニゲラレナイ。……そうだ。聖王の器を操れば……!!
そしてコンソールを呼び出そうとしたが……


「させると思うか?」


紅い槍が飛んできて
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