激闘編
第八十四話 カストロプ動乱
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ます。となると私は副官という訳にはいかなくなりますが…」
「考えてある。お前が艦隊の参謀長だ。それなら特に副官を置く必要は無いだろう?」
「それはそうですが、宜しいのですか?」
「ああ」
キルヒアイスの他に俺の副官が務まる奴など居りはしない。考えてあるとは言ったものの、全く考えていなかったな…参謀長という職は忙しい。キルヒアイスは文句を言う事はないだろうが、無理はさせたくないしな…。
「分かった、副官を置こう。人選は任せる」
「了解致しました」
「さ、行くぞ」
「官舎に戻るのではないのですか」
「姉上の所に行くんだ。嫌なら俺一人で行くが」
「お供します」
少しムッとしたキルヒアイスが可笑しかった。やはり俺にはお前が必要だ、キルヒアイス…お前は副官や参謀長などではない、肩書など必要ではないのだ…いつか必ず、二人で姉上を救いだそう。そして宇宙を手に入れよう…。
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