暁 〜小説投稿サイト〜
星々の世界に生まれて〜銀河英雄伝説異伝〜
激闘編
第八十四話 カストロプ動乱
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ます。となると私は副官という訳にはいかなくなりますが…」
「考えてある。お前が艦隊の参謀長だ。それなら特に副官を置く必要は無いだろう?」
「それはそうですが、宜しいのですか?」
「ああ」
キルヒアイスの他に俺の副官が務まる奴など居りはしない。考えてあるとは言ったものの、全く考えていなかったな…参謀長という職は忙しい。キルヒアイスは文句を言う事はないだろうが、無理はさせたくないしな…。
「分かった、副官を置こう。人選は任せる」
「了解致しました」
「さ、行くぞ」
「官舎に戻るのではないのですか」
「姉上の所に行くんだ。嫌なら俺一人で行くが」
「お供します」
少しムッとしたキルヒアイスが可笑しかった。やはり俺にはお前が必要だ、キルヒアイス…お前は副官や参謀長などではない、肩書など必要ではないのだ…いつか必ず、二人で姉上を救いだそう。そして宇宙を手に入れよう…。













[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ