第27話
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が40年前に……」
「鉱山閉鎖っつうのは表向きの理由って訳か……」
「今の話はリーヴェルト少佐達から煌都についての情報を予め聞かされていた自分達も初耳ですね……」
「半世紀近く前に起こって”黒月”が”闇”に封じた話だそうだからな。情報局もだが、メンフィル帝国すらも掴めていないのだろうな。」
ヴィオーラとアレクサンドルが語った”大君”の話を知ったアニエスは驚き、ヴァンは重々しい口調で呟き、タリオンとマーティンはそれぞれ真剣な表情で呟いた。
「馬鹿……な……そんな話が……」
「ア、アーロンさん……?」
「チッ……しっかりしろ!!」
「この地に封じられた……―――――!まさか。」
呆然とした様子のアーロンにフェリは驚き、ヴァンはアーロンに声をかけ、察しがついたリタは真剣な表情でアーロンを見つめた。
「……やはり聞いていた通りだったようだな。アーロン・ウェイ――――――お前が、当代の”大君”だ。」
「え……!?」
「ま、まさか………」
「チッ、ある意味ギリアスの野郎と”同じ”って事かよ!」
「それも話を聞いた感じたオズボーン宰相――――――いや、”黒に全てを捧げたオズボーン宰相よりも不味い存在かもしれないね”……!」
アレクサンドルの指摘にフェリは驚き、アニエスは信じられない表情を浮かべ、クロウとアンゼリカは厳しい表情で呟いた。
「ふざけんなッッ!!俺はアーロン・ウェイ――――――!ユエファ・ウェイの息子で煌都生まれの煌都育ち!オフクロが亡くなってからは血は繋がっていなくても姉貴と本当の姉弟同然に育ってきたし、皆と面白おかしく暮らしてきた!そんなワケのわからねえ―――――大昔の疫病神と一緒にするんじゃねえ!!」
するとその時アーロンが怒りの表情で声を上げて反論した。
「アハハハハッ!”人間ですらない化物と人間であるアンタが本当の家族”だなんて、笑える話だねぇ!」
「”人間ですらない……?”」
「まさかマルティーナは――――――」
アーロンの反論を聞いて嘲笑を浮かべながら声を上げたヴィオーラの言葉を聞いたアニエスは困惑し、ある事に気づいたヴァンは真剣な表情を浮かべ
「……姉貴は異種族――――それもセイとホアンを生き返らせてくれた”そこの天使と同じ種族だ。”……最も、この事実を知っているのは俺と死んだオフクロだけで、アシェンすらも知らねぇ。姉貴が”天使”――――――異種族だなんて黒月あたりが知ったら、面倒な事態になりかねない事を懸念した当時のオフクロが姉貴に正体を隠す事ができるなら隠すように助言したからな。」
「そういえば、ロイド君達の話によるとルファディエルさん達――――――”天使族”は人間の姿に変身できるという
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