第27話
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「”旧大公国式”という事はまさか貴方は旧大公家の……!」
「なるほどな。まさか北の猟兵の方じゃなく、”連中”の方の元関係者がマフィアの幹部に転職していたとはな。」
ヴァンの問いかけに静かな笑みを浮かべたアレクサンドルが答えを言わない仲、ヴァンの話を聞いて察しがついたタリオンは驚き、マーティンは真剣な表情で呟いた。
「やれやれ、これだから男ってのは。武器なんざ使えりゃ何でもいいだろうに。―――ま、数十もの短針を一気に放てるコイツはアタシも気に入ってるがねぇ。こいつで屈強な男共のカラダをズタズタにするのが気持ちいいのさ!ま、お嬢ちゃんたちみたいな柔らかい肉も気持ちよさそうだけどねぇ。」
ヴァン達の会話に呆れたヴィオーラは残虐な笑みを浮かべてヴァン達を見回した。
「っ………」
「戦場に男も女もありません。」
「防御シャードで備えろ。少しは防げるはずだ。」
「いざとなったら私が囮になりますから安心して下さい。私は皆さんと違って、”肉体自体がありませんから。”」
「フフ、リタ君が言うと洒落にならないねぇ。」
ヴィオーラの言葉にアニエスは息を呑み、フェリは真剣な表情で呟き、ヴァンは二人に助言し、リタの申し出を聞いたアンゼリカは苦笑しながら指摘した。
「―――――さっきから聞いてりゃ、下らねえことをグチャグチャと……レイ達の仇や煌都の平穏……理由は腐る程あるが――――――」
するとその時顔を俯かせたアーロンが呟いた後アーロンの全身から紅昏きオーラが発生した。
「……!?」
「……ッ……」
アーロンの様子に気づいたアニエスは驚き、ヴァンは息を呑んだ。
「何より俺は、てめぇ自身にケジメをつけるためにここにやって来た――――――!助っ人に頼るのは癪だがここでまとめて決着をつけてやるよ!」
怒りと憎しみに満ちた様子のアーロンは二人を睨んで武装を構えた。
「ハハハ、そうこなくっちゃ!メインディッシュの一つは”アンタ”だしね!」
「抑えきれぬ怒りと慚愧の全てをぶつけてみせるがいい――――――!!」
「来るぞ!アニエス、今まで温存していた”切り札”を呼べ!」
「はい!来て――――――メイヴィスレイン!!」
そしてアニエスが召喚したメイヴィスレインを加えたヴァン達はヴィオーラとアレクサンドルとの戦闘を開始した!
「チッ、”また天使かい”……!」
「まさか、異種族と”契約”している者がいるとはな。―――――ダイヤモンドガード!!」
「オオオオォォォッ!百華斬!!」
「!」
メイヴィスレインの登場に舌打ちをしたヴィオーラは忌々しい表情を浮かべ、興味ありげな表情でアニエスを見つめたアレクサンドルは三重の絶対防
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