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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
【視点転換】帰還の為の免罪符-拾参-
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に戦闘はさせない。自分一人で、全てを倒す。
「...後は俺たちの仕事。そこで見ていてくれ...っす!」
そう言い残して砂の大地を強く、強く蹴った。
相手は一人だ、と叫ぶ大男達は片手に棍棒のような剣、片手に硬そうな盾を持ち、見るからに重そうな甲冑を身にまといながら濁流のように押し寄せる。
その濁流に姿勢を低くして四つん這いになって突っ込む。自分の中にある英霊の力は《蘇生宝具》の発動と同時に眠ってしまった。今あるのはただの猪の呪いのみ。ただの獣ならこの時点で死が確定しただろう。しかし、かリュドーンの猪はアルテミスがつかわした幻獣。それも神獣に片足入っているとすら言われる幻獣だ。
いくら征服王の配下のサーヴァントと言えどただの近衛騎士に勝てるような代物ではない。
肩に当たる重圧。しかしそれはたったの一瞬だ。濁流のように押し寄せた男達の身体を容易く押し潰していく。
「なんだと!?」
男たちが驚きのあまり足を止めたのを確認して一番近くにいる敵の腹に一撃パンチを入れる。金属の甲冑で塞ぎきれなかった一撃はその体を貫いて、破壊する。
魔猪の突進に似た衝撃。神秘のない金属の甲冑では運が良くても凹み、運が悪ければ簡単に貫通する。これは盾や防具で防いだとしても衝撃だけは流す打撃だ。上手く脳を揺らせればそれだけで格上にすら勝てる。
「グルウオオオ!!」
その後あいた隙を埋めるように喉を壊すほどの
咆哮
(
バインド
)
を行う。耳を塞ぐほどの大音量であると同時に生物の本能的な恐怖に反応させて耳を閉じさせ、身体を硬直させる。隙を埋めるだけでなく、相手の隙を生み出した後耳を塞いだ男達の首を超強化された爪で引き裂く。爪そのものに魔力を込めるのと同時に呪いを纏うことで超強化された爪はリーチを除けば近衛騎士達が持つ剣や槍を簡単に破壊して持ち主を殺すことが可能だ。
爪で相手の武器を破壊してそのままの勢いに任せて急所をもぎとる。文字通りの力に任せたパワープレイだ。
「囲め!盾を使って押し込むんだ!」
しかしこちらが幻想種ならあちらは英雄。何人かの勇士を犠牲にすることであっという間に囲まれる。目の前にいるのは持ち手の姿が見えないほどの大きな盾を持った前衛部隊。先程の濁流のような流れではなく、統率された物量で押し寄せてくる。
数を揃えた上で圧死を狙う。作戦としては簡単だが、ここまで早く完璧に仕上げてくるのはいい指揮官がいる証拠だ。先程の聞こえた声からして言ってきたのはイスカンダルではない。しかし王の軍勢には元々カリスマスキルを持った英雄も含まれているらしいのでその中の誰かだろう。
「まぁ、無駄なんだがな」
そう切り捨てながら圧死させようと迫り来る盾を蹴って足場にして空中に身を投げ出す。
途端に投
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