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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第134話 3つの戦い!旧魔王派の新たな力!
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…
「ガブリエル様、危ない!」
「えっ……?」
死角から放たれた矢がガブリエルを襲った。近くにいた天使が盾で矢を防ごうとしたが盾ごと天使を貫いてしまった。
「大丈夫ですか!?」
「は、はい。問題はありません……痛みが全くないのです。これは一体……」
矢が貫通した天使をガブリエルは急いで治療しようとするがその天使は痛みを感じないと言った。
体を貫通したというのに血の一滴も出ていなかった。よく見れば矢の先はまるでハートのような形をしたものだった。
「とにかく一度引いて状態を見てください」
「いえ、このくらいなら……ッ!?」
その時だった、矢が刺さった天使が突然ガブリエルに剣を振り下ろした。近くにいた天使がその剣を槍で受け止める。
「貴様、ガブリエル様に対して一体何をしている!?」
「……クルゼレイ様の為にお前達を殺す!」
「なっ!?」
突然変貌した天使が仲間である天使を攻撃し始めた。困惑する彼らに再び矢の雨が降ってきた。
「皆さん、防御しないで回避してください!」
ガブリエルがそう叫んだがかわせずに矢を受けてしまった天使やエクソシストたちが仲間を襲い始めた。
「お前達、正気に戻れ!」
「そんな……天使様が襲ってくるなんて!?」
「こ、攻撃なんてできない!」
天使同士の戦いを絶望した様子で見るエクソシストたち、彼らは信仰の対象である天使に攻撃などできなかった。
「まさか先程の矢が……」
「ふふふっ、自身を信仰し尽くす存在に襲われるのはどんな気分かね、ガブリエル?」
「貴方はクルゼレイ・アスモデウス!」
ガブリエルが同胞たちがおかしくなったのは先程の矢のせいなのかと考えていると上空からクルゼレイが降り立った。
「我が同胞たちに何をしたのですか!?」
「彼らは私に愛を誓ったのだよ。我がアスモデウスが受け持つ七つの大罪の一つ『色欲』の力……これこそがグルメ細胞を得て会得した私の力だ!」
ガブリエルの質問にクルゼレイは色欲の力だと話す。
「受けよ、『魅力する愛欲の矢』……はっ!」
クルゼレイの指から出てきた魔力がハートの形になってそれが矢に変化して一斉に天使達に襲い掛かった。ガブリエル以外のメンバーは全員矢を受けてしまい魅了されてしまう。
「浄化の光よ!彼らを正常に戻したまえ!」
ガブリエルは癒しの光を天使たちに放つ、本来であれば上級悪魔の呪いすらも打ち消す聖なる光だったが……
「そんな……!?」
ガブリエルの癒しの光をもってしても天使達を正常にすることはできなかった。
「無駄だ、ガブリエル。
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