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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第134話 3つの戦い!旧魔王派の新たな力!
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「わぷっ!?」


 そのとき背後から何かの音が聞こえた。ソーナ達が振り返るとカラフルな長い髪をした男性が何かの水を重鎮たちにかけていた。


「お、おいアンタ!一体何やって……!?」
「黒い火が消えた!?」


 匙が止めようとしたが重鎮に纏わりついていた黒い炎が消えていた。それを見た椿姫も驚いた様子を見せる。


「サニー君、どうかな?」
「ああ、良好だ。この炎は療水で消える。まあグルメ細胞を持ってないこいつらじゃあ傷は治らないけどな」


 サニーはそう言うと面倒くさそうに頭を掻いた。


「セラフォルー……ようやく来ましたわね。それにサニー……貴方にも会いたかったですわ。あの時の屈辱、今こそ晴らしてくれます」


 カトレアは因縁のある二人を前にして黒い炎をたぎらせて怒りの形相を見せた。


「セラ、俺も手貸したほうが良さげ?」
「ううん、サニー君はそこで見てて。これは私の戦いだから」


 セラフォルーはそういって一歩前に出る。


「ははっ、セラフォルー、血迷ったようね。以前一人では私に叶わなかったことをもう忘れたのかしら?」
「カトレアちゃんこそいつまでそんなレベルで喜んでるの?私は更に上のステージに行ったんだよ?」


 あざ笑うカトレアにセラフォルーはニコッと笑みを浮かべると全身から冷気を放ち始めた。


「これは……!?」
「見せてあげる、私の修行の成果を」


 セラフォルーは辺りの景色を氷漬けの世界に変えながら妖艶にほほ笑むのだった。



―――――――――

――――――

―――


 一方その頃、フィールドの別の場所でガブリエルと護衛の天使とエクソシストたちが旧悪魔派と戦っていた。


「光よ!」
「ぎゃあっ!?」


 ガブリエルの放った聖なる光が数体の悪魔を塵に変えた。普段はおっとりとしている性格のガブリエルだが四台天使の一角として勇敢に戦っていた。


 そんな彼女の前ではグルメ細胞を得たとはいえ旧魔王派の悪魔など敵ではなかった。


「ガブリエル様に続け!!」
『おお―――――っ!!』


 天使とエクソシストたちは堅実な戦いぶりで悪魔たちを押していった。いくらパワーアップをしたといっても唯力を振るうだけの野蛮な戦闘をする悪魔に負けるはずもなかった。


「ミカエル様が来られなくて良かったわ。覚悟はしていたけど本当に襲撃をしてくるとは……」


 ガブリエルはこの場にミカエルがいなくて良かったと言葉にする。彼の実力はよく知っているがグルメ界の生物も出てきては流石に危険だと思ったからだ。


 だがこの調子なら何とかなるだろう、そう思ったガブリエルだったが…
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