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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三十話〜決着――地上
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side ギンガ
いきなり逃げ出した戦闘機人のあとを追いかけて行くと、その先にいたのは……
「スバル!?」
「え?ギン姉!」
スバルと、赤い髪の戦闘機人。
「ノーヴェ。ここは2対2だ。やれるか?」
「あったりめーよ!チンク姉と一緒ならどんな奴にだって負けねえ!」
「ふ、頼もしいな、ではいくぞ!!」
どうやら彼女の目的はこれだったようだ。だが、チーム戦ならばこちらも!!
「組んで戦うのは久しぶりね、スバル」
「ギン姉と一緒……絶対に勝つよ!」
「いきましょう!」
「おう!」
私はスバルと同時に駆け出した。
side ティアナ
「ちょっと不味いわね……」
物陰に隠れ、状況を整理する。
敵は三人。近接系、オールラウンダー、遠距離支援系。
どの距離でも対応出来るメンバーが相手だ。それはつまり……
「絶対絶命ね」
そんな状況だと言うのに、私は笑っている。理由は単純。
「まるで今までの訓練がこのためにあったみたいね」
士郎さんとの模擬戦。その再現のような状況だったからだ。
「あれ、上手くいくかわからないけど、やるしかないわね、クロスミラージュ」
[Yes.]
対士郎さん用に開発した切り札。ここでお披露目になるとはねぇ……
「隠れても無駄ッスよ〜。あんたの場所はもうわかってるッス!!」
さてと、勝利の布石を打ちに行きますか!
side エリオ
「フェイトさん……」
スカリエッティの通信でフェイトさんの状況がわかった。そして、僕の憧れの存在が何者なのかも。
「大昔の、英雄……」
いつか言っていた。一個大隊を一人で足止めした、と。
そして見事な状況判断。それは全て本物の戦場で命のやり取りをして来た英雄としての物だったのだ。
あの人がついているのだ。フェイトさんは大丈夫。
だから僕はキャロを守り、ルーを助けることだけ考えればいいんだ。
「さあ、いこう。ストラーダ!」
僕は駆ける。大切な人を守るため。あの人との誓いを果たすために。
side チンク
先に仕掛けてきたのはあちらだ。ファーストが左方向から、セカンドが右方向から。
「ノーヴェ、左だ!」
ファーストは小技を使いながら隙を見つけて一撃を叩き込むタイプ。ノーヴェを向かわせればしばらく状況は均衡するはず。対してセカンドは一撃一撃が重いパワーファイター。弾幕で押しとどめておき、ファーストを先に倒す。
「くうっ…………」
防御しながら苦悶の声を漏らすセカンド。このまま押し
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