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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三十話〜決着――地上
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私に任せて」


だがキャロは強い意志をその瞳に宿してルーを見据えていた。
そんなキャロからもひときわ大きな召喚魔法陣が現れる。


「天地貫く業火の咆哮、遥けき大地の永遠の護り手、我が元に来よ、黒き炎の大地の守護者。竜騎招来、天地轟鳴、来よ、ヴォルテール!」


竜騎召喚。キャロの最大の切り札だ。ルーの白天王と同じ位のサイズを誇る巨大な竜ヴォルテール。


「殺したって、壊したって、あなたの不幸がなくなることはない。それ以上に、もっともっと不幸になっちゃうよ。だから止める。私は、あなたを助ける!!」


ルーに向かってキャロが強く言い放った。だから僕も続く。


「ガリュー。君だってこんなことしたくないんでしょ?ルーにもっと幸せになってほしいんでしょ?だったら僕たちを手伝って」


ガリューは俯いて、そして首を横に振った。


「………そう。だったら僕は君を止める。僕の、すべてをかけて!!」




side ルーテシア


なにもわからない。分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない。
私は……なんでこんなことをしてるの?
わからないけど、憎い。
何が憎いのかもわからないけど、憎い。
だから壊す。地雷王も、インゼクトも、ガリューも、白天王もいる。全部壊せる。この子たちがいれば、全部。




…………………………そのあとには、何が残る?





そんなこと、どうでもいい。とにかく壊してしまえばいいんだ。





…………………フリード、ブラストレイン!!



いたい。なにかをくらったみたいだ。いしきが、うすれていく………。



………………ルーちゃん!!



さいごにきこえたのは、わたしをよぶだれかのこえだった。




side エリオ


「はあああああああああああ!!」
「…………………!!!!」


ガリューの拳とストラーダがぶつかり合う。


「君がルーを大切に思ってるのは知ってる。でも!!主が間違っているのならそれを正すのも君の役目なんだ!!」
「………」


僕はフェイトさんに助けてもらって、八つ当たりを繰り返していた自分が間違っていることを教えてもらえた。だから今の僕がいる。……きっと、ルーにはいなかったんだ。大切なことを教えてくれる人が、間違いを正してくれる人が。


「でも、まだやり直せるんだ!!」
「……………」


この一撃で、決める。


「雷槍……一閃!!」


ストラ
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