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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三十話〜決着――地上
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とどめる!
(ノーヴェ、3数えたら一旦引いてこい)
(おうよ!)
ファーストの方へ丁度ギリギリノーヴェを巻き込まないタイミングで爆発するようにナイフを30個投擲。
「ISランブルデトネイター!」
ナイフが一斉に爆発する。咄嗟にプロテクションを張ったファーストの姿が見えたが、そんな急ごしらえのプロテクションでは対して変わるまい。案の定、煙が張れると、
「ギン姉、ギン姉!!」
ファーストはその場で血を流して倒れていた。
「このまま決めるぞ!ノーヴェ!!」
「おう!」
戦局は変わった。このような形になったのは予定外だが、根幹は何も変わらない。
勝つのは、私達だ。
side ウェンディ
「そらそらそら〜!!」
3対1になった途端、幻影攻撃に切り替えてきたオレンジ頭。
私とオットーで数を減らし、ディードが切り込む。完璧なコンビネーションッス!!
「何だ……?」
「どうしたッスか?オットー」
何を思ったのか知らないけど、オットーがいきなり困った顔になった。
「いや、気のせいだ………」
「ふーん」
ま、どうせ魔力切れで幻影出せなくなる前にオレンジ頭が増援を呼ぶ準備でもしてるとでも思っただけッスよね。
おっと。また幻影が現れた。撃ち落とす。
「いい加減あきらめたらどうッスか〜?」
「ウェンディ、油断しちゃだめよ」
ディードに怒られた。
「へいへい、ちゅーいしておくッスよ〜」
「………来た!」
ディードの声に振り向いた先にはまた幻影。撃ち落とす。
「ほ〜んと、バカの一つ覚えっすね〜」
「馬鹿はウェンディでしょ」
「何おぅ!?オットー、今のは聞き捨てならねえッス!!」
「……二人とも、戦闘中」
こ、こいつらといると疲れるッス………
この時の私達はまだ知らない。幻術使いの掌の上で踊らされていたことを。
side エリオ
「もうやめようよ……こんなことしても意味ないよ……」
「あなた達にはわからない……優しくしてくれる人がいて、友達がいて……私の近くにいる人たちは皆いなくなっちゃう。私を置いてきぼりにして……一人は嫌だ……寂しいのは、嫌だああああああ!!!!!」
ルーが叫ぶと同時に、今までとは比べ物にならない魔力が溢れだし、ひときわ大きな召喚魔法陣が現れた。
そこから出てきたのは、巨大……まるでビルのような大きさの召喚獣だった。
「地雷王……ガリュー……白天王……殺して。全部壊してええええええ!!!」
あのサイズは僕たちでは押さえられない。不味い……
「大丈夫。エリオ君。
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