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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十九話〜決戦――ゆりかご
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したときはわずかに動きを止めたが、最初の一回目だけだった。
シールドやプロテクション、バインドを駆使してしのいではいるが、この高濃度AMF空間でやれることはひとつだけ………!
ぼんやりと体の中に感じる感覚を頼りに
回路
(
パス
)
を探し当てる。
そのまま回路に意思を流し込むようなイメージで念を送った。
(……なのはか?)
無事に繋がった。
並列思考
(
マルチタスク
)
を使い、念話と戦闘で思考を使い分けておく。
(うん。こっちは王座の間に着いたけど、洗脳されたヴィヴィオと戦闘になっちゃった)
(なるほど……洗脳ならば
破戒すべき全ての符
(
ルールブレイカー
)
で解けるはずだ。もうすぐ駆動炉へ到達する。そのタイミングでこちらから念話を送るから令呪で召喚をしてくれ)
(了解!)
(それでは………何!?)
念話を切ろうとした時、少し驚いた士郎君の声。
(どうしたの!?)
(………すまない。もう少し頑張ってくれ。大量のガジェットが駆動炉前で待ち構えていた)
(そう……。10分くらいなら持たせられる、と思うけど……)
(わかった。そのくらいで何とかしよう。それではな)
士郎君はそこで念話を切った。
念話中は誘導弾を使用し、上手く近づかせないようにしていたが、それも限界だった。
誘導弾を撃ち落としたヴィヴィオがこちらへ向かってくる。
咄嗟にシールドを張って受け止めるが、弾き飛ばされてしまった。
「はぁ、はぁ、っ!!」
出力が足りない。もっと、もっと!!
「レイジングハート」
[all right.limit break.]
「ブラスター2!!」
ブラスターシステムのレベルを引き上げ、士郎君を待つ。今の私がやれるのはそれだけだ。
ブラスター3ならばおそらく私一人でもヴィヴィオを抑えられる。だが、AMFの事を考えると、確率は高くない。だからこの場を凌ぐことだけを考える。
私は一人で戦っているわけではないのだから。
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