第百二十五話 応援その十三
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「もうね」
「気にしたら駄目ね」
「間違ってる人っているしね」
「世の中にはね」
「何時でも何処でもね」
「境界知能な人もいるわね」
「そうした人達の言うことは」
最早というのだった。
「聞いたら駄目だしね」
「あからさまにおかしい人はね」
「そのおかしいかどうかをわかるのはね」
かな恵はこのこと自体についても話した。
「これが結構ね」
「難しいわよね」
「常識のお話だけれど生きていって」
そうしてというのだ。
「色々見て聞いて本とか読んで」
「学んでいくわね」
「おかしい人についてもね」
「その人が間違っているかどうか」
「最初からカルト教団の中にいたら」
そうであるならというのだ。
「もうね」
「カルト教団が正しいってなるわね」
「毒親の家で育ったら」
「それでもおかしくなるわね」
「そうなるからね」
「間違ているかどうかをわかるのも難しいわね」
「これがね」
その実はというのだ。
「本当にね」
「そうね、ただあまりにも間違ってると」
「境界知能だと」
「もう簡単に騙されて」
常識がない、そして人並外れて教養も品性も知能もないのならだ。ほとんどの人が見てすぐにわかるあからさまな嘘言った者が言うだけで証拠も出さない様なそれを信じるならというのだ。
「利用されてね」
「ポイよね」
「そうなるものよ」
「そうなるわよね」
「絶対にね」
それこそというのだ。
「そんな人を狙って騙す人もね」
「世の中本当にいるし」
「本当に常識はね」
「備えてないとね」
「自分が不幸になるし」
「しっかりとね」
二人で話した、そしてだった。
かな恵は応援団の応援を友人達と共に観た、そしてその後で自分が出る競技に向かうことにしたがここでだった。
しまったという顔になってだ、こんなことを言った。
「ショーツ今日白なのよね」
「それがどうかしたの?」
隣にいた留奈が聞いてきた。
「普通でしょ、あんた白も多いじゃない」
「その色の下着着ることも」
「大体あんたの体操服半ズボンは黒でしょ」
見ればその色である。
「絶対に透けないわよ」
「そうだけれどね」
「ついでに言うとラインも見えてないわよ」
下着のそれもというのだ。
「全くね」
「私の出る競技スプーン競争でしょ」
「スプーンにボール入れて落とさない様にして走るね」
「何か私下着が白の時は」
その時はというと。
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