第百二十五話 応援その十
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「生徒に面と向かってお前の授業わからないって」
「うわ、直接言われたの」
「あんまりにも下手でね」
その為にというのだ。
「言われる様な」
「そんな風で」
「そうでね」
そうであってというのだ。
「全くね」
「改善しなかったの」
「そんな先生もね」
「いるのね」
「物凄く下手で努力もしないから」
人、生徒に理解される様な授業をしようとだ。公立ならば公務員なのでこうした無能でも教師としてずっと働けるのだ。
「全くね」
「進歩しなくて」
「それでね」
そうであってというのだ。
「居座り続けるのよ」
「生徒が迷惑ね」
「授業わからなくてね」
「そんなのでも先生やっていけるのね」
「日本はね。無能であっても」
かな恵はフランスの娘に話した。
「努力しなくても」
「それで暴力や性犯罪やらかしても」
「揉み消すなり問題にならなくて」
そうであってというのだ。
「やっていけるのよ」
「洒落になってないわね」
「だからうちの学園はね」
「かなりいいわね」
「おかしな先生がいなくて」
そうであってというのだ。
「それでね」
「変な先輩もいない」
「いい意味でリベラルだから」
そうした環境だからだというのだ。
「本当にね」
「いい学校でいい応援団ね」
「そう、というか何で上下関係絶対でなくて駄目なのか」
「軍隊じゃないからね」
「軍隊だとね」
この組織ならというのだ。
「やっぱりね」
「上下関係は必要よね」
「ああした組織はね」
どうしてもとだ、かな恵は話した。
「命令を上から下に伝えて」
「絶対にね」
「そうしないと駄目だから」
それ故にというのだ。
「軍隊ではだけれどね」
「規律が厳しくてね」
「もうそういうのが絶対だけれど」
「学校だとね」
「軍隊じゃないから」
ただし軍隊の影響は受けているし軍隊教育は否定出来ない、それが人に規律を教えるからでボ0イスカウトも然りである。
「それでね」
「そこまで厳しくなくてもね」
「リベラルでいいのよ」
「規律はある程度でね」
「上下関係もね、というかね」
かな恵は嫌そうに話した。
「暴力は論外よね」
「それこそね」
「ちょっとしたことで連帯責任でね」
「日本の体育会系あるあるね」
「ずっと正座させたりとか」
「あれ意味ないでしょ」
フランスの娘は正座についてこう言った。
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