第百二十五話 応援その八
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「今言ったみたいに先輩がよ」
「神様ね」
「一年生がゴミか奴隷で」
そうした扱いでというのだ。
「二年生が人間で」
「三年生が神様ね」
「大学だともう一年あるから」
学年がというのだ。
「もうね」
「四年、四回生ね」
「その人達になると」
それこそというのだ。
「神様どころかね」
「そのうえね」
「何でも三年生、三回生ね」
かな恵は大学の呼び方に言い換えた、自分達が通っている高等部のすぐ傍に大学があるのでこうしたことも聞いて知っているのだ。
「その人達が王様で」
「王様の上になると」
「神様でしょ」
「もっと偉いとなるとね」
フランスの娘も確かにと応えた。
「そうなるわね」
「その四回生の人達がね」
「神様で」
「もう言うことはね」
それこそというのだ。
「絶対よ」
「白と言えば白、黒と言えば黒ね」
「そうなるのよ」
まさにというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「上下関係が絶対で」
「暴力もなのね」
「普通にあって」
そうした状況でというのだ。
「問題になったのよ」
「それは当然のことね」
「けれどうちの応援団はね」
「そういうのないわね」
「本当にリベラルで」
そうした環境でというのだ。
「風通しもいいし」
「皆仲よくやってるのね」
「そうよ、おかしな先輩もいないし」
そうであってというのだ。
「変な顧問の先生もね」
「いないのね」
「今言ったけれど学校の先生もね」
「日本は問題よね」
「先輩がいい人達ばかりでも」
そうであってもというのだ。
「先生が酷いってことがね」
「日本はあるわね」
「むしろ先生って生徒に対して三年生の人でもね」
「絶対よね」
「そうした立場だからね」
それ故にというのだ。
「やりたい放題出来て」
「やる人もいて」
「暴力だってね」
これもというのだ。
「パワハラモラハラもね」
「普通に出来て」
「お咎めなし、セクハラとか性犯罪も」
「おぞましいわね」
フランスの娘はそうしたことを受ける性別の者としてその話に顔を一瞬で顰めさせてそのうえで行言った。
「先生の力使ったセクハラって」
「悪役そのものでしょ」
「ええ、そうしたことをしてもお咎めなしで」
「やりたい放題よ」
「日本の学校の先生は洒落になってないわね」
「だから犯罪率も高いのよ」
教師が起こすそれもだ。
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