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ポケットモンスター対RPG
第1話:失望と決別
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とある森でゴブリンの群れと男女4人組が乱闘を繰り広げていた。
そのゴブリンと戦う4人の構成は、

メンバー最年長だが、巨乳好きで女癖が非常に悪い拳闘士のフノク。
一見すると無口で物静かに見えるが、戦闘になると邪な笑みを魅せる事があるアーマーナイトのンレボウ。
生真面目で練習熱心だが、貧乳(AAAA70)がコンプレックスで名声欲が旺盛な女流ウォーロックのマシカル。
そして……星空に選ばれた星空の勇者だが、推奨レベルに到達する為なら蹂躙すら厭わない利己的で乱暴な勇者のマドノ。

と……どれも問題点が多い構成だが、歴代の星空の勇者の名高い功績のせいか、星空の勇者であるマドノとその仲間達に文句を言う者は、今のところ1人もいない。
ま、大衆の殆どがこの言葉を聞いていない事も原因ではあるが……
「お前ら!こいつらを1匹も逃がすなよ!」
マドノの非情な命令に対しンレボウは嬉しそうに頷いた。
「うむ!」
それに引き換え、同胞の絶望的な劣勢に臆した複数のゴブリンが恥を捨てて逃走を図る。
「コンナノト()リ合ッテタラ、命ガ幾ツ有ッテモ足タリネェゼ!」
「アイツラ強過ギルゥー!」
だが、運悪く(・・・)マドノはそれを見逃さず、マシカルに非情な命令を下す。
「あいつらを討て!」
マドノの命令に従ってマシカルが呪文を詠唱すると、1人の少女が慌ててマドノの腕を握った。
腕を握られたマドノは、不満そうにその少女を問い詰めた。
「お前、そこで何をしている?」
少女は臆せずマドノに異見する。
「奴らは既に戦意を失ってる!これ以上の攻撃は既に戦闘の外だ!」
だが、マドノは少女の訴えに非情な反論を吐きかける。
「お前は俺達の経験値稼ぎを邪魔する気か?それに、お前は馬鹿か!」
「馬鹿?この僕が?」
「そうだよ!あいつらはただのモンスターだぞ!それを逃がしてどうすんだ?えー!?」
その間もマシカルは詠唱を続けていた。
「で、竜巻(これ)どうするの?」
少女が慌てて叫ぶ。
「やめろ!この戦闘は既に君達の大勝利で終わっている!これ以上の弱い者虐めはMPの無駄遣いだ!」
しかし、フノクが少女の背後に回り込んで年齢不相応な大きさの胸(F60)を揉んだ。
「わっ!?何だこのおっさん!?」
「うーん、デカくて柔らかいのぉ♪どこぞの堅物魔導士とは大違いだ♪」
女好きで女癖が非常に悪いフノクの悪い癖が出たのだ。しかも、さりげなくマシカルの貧乳を批判したのだ。
「だったら……竜巻(これ)フノク(あんた)にぶつけるよ?」
「ちょっと待って!それだと僕にも当たる!」
だが、マドノはマシカルに向けて非情な命令を下す。
「何をもたもたしている?さっさとさっきのゴブリンを討てよ」
それを合図に、マシカルは風系の上級魔法を発動させる。

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