【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第5章】第二次調査隊の艦内生活、初日の様子。
【第3節】八神家、秘密の内部事情。
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ントにメンタンピン、好きだよなあ。(呆れ顔)」
シグナム「最初に、主はやてから『麻雀の基本はメンタンピンだ』と教わったからな。基本に忠実に打っているだけだ。(真剣な眼差し)」
ミカゲ「ミカゲはもう3000も残ってないデス。(半泣き)」
アギト「何故みんな、アタシが親の時に限ってツモで上がるんだよ。(不満そう)」
ヴィータ「そういうのを『運が無え』って言うんだよ。(笑)……さて、晩飯までに、もう一荘できそうだが、どうする?」
アギト「少しは勝たねえと、終われねえよ!」
ミカゲ「次こそ、リベンジするデス!」
シグナム「うむ。受けて立とう」
ヴィータ「よぉし。そう来なくっちゃなぁ」
こうして、席順はそのままで、二回目の一荘が始まりました。今度は、ヴィータが起家となります。
そして、16時を少し回った頃、スピーカーから唐突にシャマルの声がしました。何やら溜め息まじりの、ちょっと寂しげな口調です。
「なんだか、みんな、楽しそうね〜」
「ああ。お前にばかり負担をかけて済まないとは思っているよ」
「おつとめ、御苦労様デス」
シグナムとミカゲが真顔で頭を下げて見せると、ヴィータはそれに続けてこう問いかけました。
「何だよ。艦橋の方は、もう忙しくねえのか?」
「正直に言うと、もうベルカに着くまでは暇ね〜。例の件だって、何か動きがあるとしても、新航路に入ってからのことになるだろうし」
「シャマ姉。何だか物騒な話も聞いてるけど、そっちの件は本当に大丈夫なんだよね?」
「ええ。そちらは、タオちゃんが上手くやってくれているわ。この様子だと、新航路に入ったらすぐにでも片が付いちゃうんじゃないかしら」
アギトの懸念にも、シャマルは自信満面の口調でそう答えました。
【どうやら、艦橋の方でも、何らかの状況が進行しているようです。】
そして、シャマルはもうしばらく「どうでもいい雑談」をしてから、また自分の職務に戻って行きました。そこを見計らって、ミカゲはツモ切りをしながら、小声でふとこんな疑問を漏らします。
「ところで……シャマル姉さんって、昔は料理が下手だったんデスか?」
シグナム「これは、また古いネタが出たな。(笑)」
ヴィータ「念のために言っておくが、別にマンガに出て来るような『ゲロマズ』だった訳じゃねえぞ。(笑)」
アギト「ただ、マイスターの料理は、昔から『激ウマ』だったからなー。アレと比べちゃうと、さすがにちょっと見劣りがしたよ」
ミカゲ「でも、今は別に下手じゃないデスよね?(不思議そうに)」
シグナム「ああ。お前はも
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