【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第5章】第二次調査隊の艦内生活、初日の様子。
【第3節】八神家、秘密の内部事情。
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シグナム「しかも、地獄待ちか……。(呆れ顔)」
ミカゲ「ミ・ロードは、確率の計算とか、あまりしない人デスよね?(ジト目)」
ヴィータ「してねえ訳じゃねえよ。した上で、裏をかいてんだよ!(笑)」
一般に、賭け事は「機械同士の計算勝負」ではなく、あくまでも「人間同士の駆け引き」なので、こうしたコトも現実にはしばしば起こるものなのですが、ミカゲはまだ「その辺りの事情」が今ひとつ腑に落ちてはいないようです。
【もちろん、厳密に言えば、この四人は元々、全員が「人間」ではないのですが、今はその話は一旦、脇に置いておくとしましょう。】
やがて、17時になると、部屋の扉のロックが外側から解除され、はやてがリインを連れて、その四人部屋に入って来ました。はやての方は手ぶらですが、リインの方は両手にちょっとした手荷物を抱えています。
はやて「おっ。早速やっとるな。(笑)」
ミカゲ「マイスターも御一緒にどうデスか?」
はやて「せっかくやけど、今日のところは遠慮させてもらうわ。正直に言うと、さっきからもう何だか脳があんまりマトモに働いとらんのや」
ヴィータ「この数日は、バタバタだったからなあ。無事に出航できて気が抜けて、溜まってた疲れが一気に出たんだろう」
シグナム「シャマルも先程、『もうベルカに着くまでは何も無い』ようなことを言っておりました。今日のところは、どうぞ、ゆっくりとお休みください」
はやて「そうやなあ。談話室の方にも『これ』を配って来たら、今日はもう早めに休ませてもらうわ」
アギト「あ。例のヤツ、もう出来たんですね」
はやて「うん。リインがよぉ頑張ってくれたわ」
リイン「ただ人数分のコピーを作っただけですからね。手間がかかっただけで、それほど難しい作業ではありませんでしたよ」
そうして、はやてとリインは四人に一つずつ「全自動翻訳機の上位機種」を手渡し、ひととおりの説明をすると、今度は二人で談話室へと向かったのでした。
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