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金木犀の許嫁
第十三話 無理はしたら駄目その五

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「安心してね」
「ええ、美味しく食べてね。味見したら今回は成功だし」
「いけたのね」
「やっぱり私実験要素入れなかったら」
 料理にというのだ。
「いけるわね」
「お姉ちゃん試してみたら」 
 料理でとだ、夜空も言った。
「どうもね」
「変なことになるわね」
「実際にね」
 まさにというのだ。
「そうなるから」
「それでなのね」
「今回はね」
「それしなかったのね」
「もうセオリーを守る」
「それに徹したのね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「上手くいったわ」
「それは何よりね、ただね」
「やだ?」
「いや、実験というかチャレンジはね」
 これはというのだ。
「いいわよ」
「そうなのね」
「何でもチャレンジして」
 そうしてというのだ。
「新しい発見があってまた失敗してもね」
「失敗は成功の元っていうわね」
「だからね」
 そうであるからだというのだ。
「お姉ちゃんのそれもね」
「いいのね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「前シーフードハヤシ作ろうとして」
 それでというのだ。
「失敗した時は」
「あれはまずったわね」
「煮過ぎたこともね」
 食材をというのだ。
「よくなかったと思うわ」
「具が固かったわね」
「お肉は煮込めば柔らかくなるけれど」
 そうすればそうすると、というのだ。
「シーフードはね」
「固くなるわね」
「そうなるから」
「そのことがわかったわ」
 身を以てというのだ。
「本当にね」
「そうしたことがわかるのも」
「色々やってみる」
「そうしていってね」
 それでというのだ。
「色々わかるしね」
「いいのね」
「うん、ただ今回は」
「普通にね」
「甘口のカレーにしてくれたのね」
「本当に栄養たっぷりだから」 
 妹に微笑んで話した。
「それでね」
「楽しんで食べればいいのね」
「ええ」
 そうだというのだ。
「そうしてね」
「それじゃあね」
「しっかり食べてね」  
 真昼は夜空にこうも言った。
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