第26話
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だまだ余裕はありそうだし、ここは先を急がせてもらった方がいいかもね。」
「そ、そんなことを言ってる場合じゃないですよ!」
「ええ――――行くわよ!」
ヴァンの言葉に同意したフェリとアンゼリカにアニエスは指摘し、アニエスの言葉に頷いたエレインは号令をかけてヴァン達と共に人形兵器達の所へと向かい、人形兵器達と対峙した。
「マクシム・ルーガン!」
「き、君達……!助けにきてくれたのかい!?」
ヴァンに声をかけられたマクシムは明るい表情を浮かべたが
「そのまま引きつけてこっちに来な!一気に叩くからよ!」
「まさかの囮扱い!?」
ヴァンの指示に表情を引き攣らせて声を上げた。
「冗談だ―――――って、左に一体漏れてんぞ!」
「全然、冗談に聞こえないんだが!?」
(ふう、相変わらずね……!)
(あはは……)
ヴァンとマクシムのやり取りに呆れた表情で溜息を吐いたエレインの言葉を聞いたアニエスは苦笑した。そしてマクシムはヴァン達の方へと人形兵器達を引き付けた後そのまま安全地帯であるホステス達の元へと走り去り
「ハッ、来やがったな―――――!」
「敵人形兵器多数―――――手分けして速やかに殲滅しましょう!」
人形兵器達と対峙したアーロンは不敵な笑みを浮かべ、クレアは号令をかけた後戦闘を開始した。そしてヴァン達は協力して人形兵器達を撃破した。
「ふう、言いたいことは山ほどあるが本当に助かったよ……君達。」
ヴァン達が戦闘を追えるとホステス達を連れたマクシムがヴァン達に声をかけた。
「立入禁止となっているこの施設に入ってしまった是非はともかく……とりあえず無事で何よりです。」
「!?って、暗くて気付かなかったけど……もしかしてエレイン・オークレール君!?」
エレインに声をかけられたマクシムはエレインの顔をよく見て驚きの表情を浮かべた後エレインに確認した。
「ええ、まあ……」
「何という運命の悪戯!まさか噂のヒロインと出会えるとはっ!知ってるかい、某芸能誌の結婚したいランキングで僕と君がそれぞれ男女で一位を――――――」
エレインである事を確認したマクシムは両手を広げて大げさに語りかけたが
「……ふう。……そんな場合ですか、ルーガンさん。」
「……ハイ、ソウデスネ。」
(サイテー……)
(さっき逃がしてくれた時は恰好よかったのに……)
溜息を吐いた後ジト目になったエレインの言葉を聞くと広げた両手を下げて申し訳なさそうな表情で同意し、その様子を見ていたホステス達は蔑みの視線でマクシムを見つめ
(フッ、もしこれがエレボニアだったら結婚したいランキングの1位はリィン君とクレア少佐になるだろうね♪)
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