スーパーロボット大戦OGs
0063話
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ゃないか」
「貴様ぁぁっっっっ!」
その怒声と共に、エルアインスがこちらへと突進してくる。
紫に塗装されたその機体は恐らくハンスのパーソナルカラーなのだろう。
そのハンスが操縦していると思しき紫のエルアインスはG・リボルヴァーを撃ちながらこちらへと突っ込んでくるが、グロウセイヴァーは無傷のままだ。
いや、念動フィールドを使ってるとかじゃなくて、ただ純粋にこちらへの命中弾が無いのだ。
……何と言うか、うん。まぁ、頑張れ?
ただまぁ、中佐という事もありハンスと話している間は他の機体からの攻撃は全く無い。
迂闊に中佐なんて階級の邪魔をしてしまったら、この戦闘が終わった後にどのような目に遭うかが予想出来ているのだろう。特にハンスはあからさまに粘着質な性格をしているし。
なんと言うか、味方にいると扱いに困るが、敵にいるとこちらに有利になるとは非常に珍しい男だな。
「で、攻撃はもういいのか?」
考え事をしている間にも撃ち込まれていたG・リボルヴァーだが、残弾が無くなったのか今度はG・レールガンを取り出している。
「まだ私の攻撃は終わっていない!」
その台詞に溜息1つ。
だが、おかげでレーダーに友軍機の反応は無くなっている。そろそろ時間稼ぎは十分だろう。
後は俺もここから撤退してネバーランドとの合流地点に向かうだけだ。
「お前さんとのコントはなかなかに面白かったが、残念ながらそろそろ時間でな。また会う事があったら会話を楽しもう」
「待て、逃げるつもりか!」
いや、だから最初からこちらはそのつもりなんだが。
苦笑を浮かべつつ、ビームガトリング砲とリニアレールガンの砲身を展開。両手にはガン・レイピアとハルバート・ランチャーを持つ。
「さて、締めの一幕だ。存分に楽しんでくれよ!」
言い切ると同時に構えていた4つの武器のトリガーを引き、手当たり次第に撃ち込む。もちろん手当たり次第なので敵へと命中するものは驚く程少なく、その殆どが地面に命中して盛大な土煙を巻き上げて周囲を覆い尽くす。
視界が土煙に覆われたのを確認し、クロノスから伸びている2本の砲身を折りたたむ。
「ASRS展開、加速!」
ASRSを展開してレーダー等から姿を消し、そのままブースターと精神コマンドの加速の効果によりその場を後にした。
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