第八十話 教会の仕組みその十八
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「詰所に来ることはいいことよ」
「こちらも教会と関係があるというかですよね」
「おぢばでの奥華の人達の場所だからね」
言うならば旅館でかつもう一つの大教会です。
「物凄く大事よ」
「おぢばに帰ってきたら皆さん寄りますし」
「お泊りもね」
「するからですね」
「だからね」
本当にです。
「詰所も重要で」
「ここに毎日来ることはですか」
「いいことよ」
「じゃあ尚更です」
私を見て言ってきました。
「そうさせてもらいます」
「それじゃあね、ただ若しもよ」
新一君を見て言いました。
「私がいなかったどうなの?」
「先輩がおられない詰所ですか」
「そうよ、何でか私のお顔見に来てるっていうけれど」
私なんか見て何になるのと思いながら尋ねました。
「いなかったらどうなの?」
「もう一日一回ですね」
私を見て答えました。
「その時は」
「一回なの」
「はい、毎日お邪魔させてもらいますが」
それでもというのです。
「一回ですね」
「そうなのね」
「二回ですが、今は」
「何でそこで一回なのよ」
「先輩がおられないと」
やっぱり私を見て言います。
「物凄く寂しいですから」
「それでなの」
「先輩がおられないと」
「一日一回になるのね」
「そうなりますね」
笑顔での返事でした。
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