第十話 東京だけでなくその八
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「ここまで応援すると楽しいチームはありません」
「そうなんだよね」
「何かとありますが」
「まあその何かが多過ぎて多彩過ぎるけれどな」
ヤーブンはどうにもという顔で述べた。
「阪神ってチームはな」
「所謂ネタが多過ぎます」
マッジョが見てもだった。
「信じられない負け方や試合展開があまりにも多いです」
「他のチームに比べて多いだろ」
「はい」
実際にというのだ。
「阪神は」
「そうだよな」
「ですがそこがまたです」
「いいんだよな」
「阪神よ永遠なれだ」
ゼットは真剣な顔で言った。
「ここまで楽しいチーム他にねえからな」
「そうですね、魅力的です」
グリッタが見てもである、見れば彼女の頭にも阪神帽がある。
「極めて」
「ああ、キラキラしてるよな」
「負けてもですね」
「華があってな」
「輝いています」
「どんな勝ち方でも負け方でも華があってな」
そうしてというのだ。
「絵になるなんてな」
「阪神だけです」
「そうだよ、こんなチーム他にないからな」
だからだというのだ。
「いいんだよ」
「左様ですね」
「だからな、これからもな」
ゼットは試合が終わり今はCMをやっているテレビの画面を観つつ言った。
「俺は阪神の応援していくな」
「甲子園にも行かれますね」
「そうするな」
こう言うのだった。
「そこで戦隊の奴等に会ってもだ」
「何もされないですね」
「そんなキラキラしてねえことはしないさ」
絶対にというのだ。
「だからな」
「そうされますね」
「ああ」
実際にというのだ。
「俺はな」
「そうするといいですね」
「そうだよな、戦うならな」
「ギル殿が言われる様に」
「球場の外だよ」
そちらだというのだ。
「やっぱりな」
「そうあるべきですね」
「球場は野球を楽しむ場所だ」
ワイズルーも言った。
「それならだ」
「戦ったら駄目ですね」
「そうだ、試合中はマナーを守って観戦してだ」
クレオンにも話した。
「球場を出てだ」
「戦うべきですね」
「リュウソウジャー達もそこは守るな」
「あいつ等悪いことしないですからね」
クレオンはそれでと答えた。
「本当にそうしたことはです」
「しないな」
「はい」
実際にというのだ。
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