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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
97話 しぶといZombie
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「うーん、イフトくんだっけ?」
「あぁ。」
「君が才くんの何だって?」
「才ではない。神の裏だ。すなわち私こそが裏の神ぃぃ……!」
「あっ(察し)。はぁ〜」


伊口邸に戻った俺たちはイフトと名乗る長い銀髪の男に尋問を仕掛けたのだが……

千歌は全てを読み切ってしまったのか、イフトの問答に対してしらけた表情をする。

そしてこう宣言した。


「確かにこの人は才くんの分身みたいな人です。この頭のおかしさは同類です。」
「「異論なし。」」
「うん、なんで?」


曜と果南の同意に俺はツッコミを入れる。しかし千歌そのツッコミにすら突っ込む。


「え、まさか???自覚ないの?自分が善子ちゃんにも負けず劣らずの厨二だって。」
「いやアイツほどは……なぁ?」
「いや私に降るな厨二サイコパス。」
「厨二サイコパスって。」


酷すぎだろ……俺昔からこんな風に思われたんだ心外だぜ。

すると虎太郎がイフトに問答を始める。


「イフト、とりあえず聞きたいが……お前は何なんだ?俺の影ってどういうことなんだ?」
「以前、小原兆一郎がジャックライズして抽出した君のデータのことは覚えているな?」
「あぁ??あの時の。」
「君のデータを元に作られたバグスターウィルス……君へのメタ対策としては失敗に終わったそのウィルスは強烈な自我を持ち???この私が生まれたというわけさ。」
「つまり……才第二号ってこと!?」
「類人猿でもわかるように言えばそうなるね。」


思考を巡らせている俺と『ようちかなん』に、イフトは愚痴のようなものをこぼす。


「まったく、君たち夫婦の人使いの荒さには困ったものだ。だが、コレでようやく解放されて……」
「「「「夫婦?」」」」


その単語が出た瞬間。

虎太郎の目が赤く輝き、イフトを俺たちのいる部屋から別室……虎太郎らの寝所へと移動させる。

虎太郎は再び原初の天使 アトエルの状態へと移行したのだ。


「お前の言う『才』ってのは、もう一つの意味??ハイパーロード/ムテキ様のことも言っているんだろ?」
「そういうことさ。」
「先程の軽率な発言はやめてもらおうか……俺たち従者が神の怒りを買うことになる。」
「ほう?さては怖いのか?」
「いくらあの御方たちの結末は同じとはいえ、この世界の結末は大きく変わることは大いにあり得ることだ。そのバッドエンドに至った場合に今の俺たちに下される神の怒りを怖くない奴など全次元、全世界線を探してもいるわけがない。」


アトエル状態の虎太郎の淡々としていながらも静かな怒りに、イフトも反論はせずに甘んじる。


「ま、確かにそういうことは興ざめだなぁ。」
「……まさか、あの御方直々に自らの力の一部
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