第25話
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かに気づいたヴァンが制止の声を上げると周囲の扉が開かれると同時に虚ろな目をした半グレ達がヴァン達を包囲して武装を構えた。
「!?こいつら……!?」
「ッ……!”息吹”がありません……!」
「チッ、”不死者”か……!」
「どうやら、倉庫にはいなかった半グレ達は全員アルマータの幹部達によって殺害された上、”不死者”として利用されているようですね……!」
屍鬼化した半グレ達の異変に気づいたアーロンとフェリは真剣な表情を浮かべ、半グレ達を不死者と悟ったクロウは舌打ちをして厳しい表情を浮かべ、クレアは厳しい表情で呟いた後それぞれの武装を構えた。
「あ、あの時と同じ……!」
「アルヴィス君が言っていた……!」
「ホラー映画かよ!?」
「話は後だ、来るぞ!」
そしてヴァン達が不死者化した半グレ達との戦闘を始めようとしたその時
「貴方達の居場所はここじゃありません!光よ!迷いし魂達に救済を!贖罪の光霞!!」
ヴァン達の頭上から少女の声が聞こえた後、神々しき光が半グレ達を包んで炸裂した後半グレ達は光を放ちながら消滅した。
「い、一体何が……」
「翼の女神よ……」
「オイオイ……冗談だろ。」
予想外の攻撃によって消滅した半グレ達を目にしたアニエスは困惑し、フェリはその場で祈りを捧げ、屍鬼とその最後を始めて目にしたアーロンは真剣な表情を浮かべ
「クレイユの事件と同じ……2週間前に命を落としたはずの猟兵達がその後も動き続け、最後には光と消えた……貴方たちはどこまで何を知っているの?」
エレインは真剣な表情で自身が知っている知識を呟いた後アニエス達に訊ねたがアニエスとフェリはそれぞれエレインから視線を逸らして何も答えなかった。
「……一つ言えるのはアルマータの仕業ってことだけだ。前回同様、ヤツらがロクでもない事をやろうとしているのは間違いねぇ。」
「……わかった。先程の悲鳴も気になるし、とにかく今は先に進みましょう……と言いたい所だけど。――――半グレ達に放った今の光の魔術の使い手の聞き覚えのある声。あの声は確か……」
「フフ、まさかこんな所で君とも再会することになるとはね、リタ君♪」
「ふふっ、それは私の台詞でもあるのですけどね。」
ヴァンの答えに一応納得したエレインは半グレ達を消滅させた魔術の使い手の声に聞き覚えがあった為考え込み、エレイン同様声に聞き覚えがあったアンゼリカが苦笑しながら声の主―――――”冥き途”の見習い門番であるリタ・セミフの名を呼ぶと槍に乗って空中にいたリタがヴァン達の前に降りて来た。
「貴女は一体………」
「あの馬鹿が連れていた女共じゃねぇようだが………」
「!気を付けて
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