第25話
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と互角か、それ以上なんじゃねえのか?」
エレインに声をかけられたアンゼリカとクロウはそれぞれ懐かしそうな表情を浮かべて答え
「ふふっ、サラさんと互角かそれ以上なんて、さすがに持ち上げすぎよ。」
「え……エレインさんとお二人はお知り合いなのですか?」
クロウの指摘にエレインが苦笑しながら謙遜した答えを口にしている中、知り合い同士の様子のエレインとクロウ達を目にしたアニエスは目を丸くして訊ねた。
「ええ、3年前に縁があってね。――――そちらの”北の猟兵”の二人はできればギルドの規約に触れる事をしない事を願っているわ。」
「ま、それに関しては故郷の独立の件にも関係している”エースキラー”の連中次第とだけ言っておくよ。」
「少なくても今の自分達は自ら遊撃士協会と争う事をするつもりはありません。」
アニエスの疑問に答えたエレインはマーティンとタリオンに視線を向けて釘刺しをし、エレインの釘刺しに対してマーティンは肩をすくめて答え、タリオンは静かな表情で答えた。
「そう……ギルドとして”エースキラー”の貴方達には色々と聞きたいことはあるけど、今はお互いにとっての”共通の敵”への対処の為にも、あの”鉄血宰相”が見出した”子供達”の一人でもある貴女の協力、心強く感じています、クレア少佐。煌都の市民達の平和の為にも、よろしくお願いします。」
「私の方こそ、あのサラさんの再来と称されている貴女の協力には心強く感じています、エレイン・オークレールさん。……こちらこそ、よろしくお願いします。」
二人の答えを聞いて頷いたエレインは真剣な表情でクレアを見つめて挨拶をし、対するクレアも静かな表情で答えて挨拶をした。
その後ヴァン達はボートで”黒龍城塞”の近くまで来た。
〜黒龍城塞付近〜
「見えて来たぜ、あれが”黒龍城塞”だ。」
「思ったより大きいです……!」
アーロンが真剣な表情で目的地を睨んでいる中フェリは目的地の大きさに驚いていた。
「ああ、昔は何千二もの住人で賑わってたらしいけどな―――……っ……」
「?アーロンさん?」
「どうした?」
説明の途中で何かに堪える様子の表情を浮かべたアーロンが気になったアニエスとヴァンはそれぞれアーロンに声をかけた。
「いや、何でもねえ―――」
二人の言葉に対して問題ない事がアーロンが口にしたその時霧が出て来た。
「霧……!」
「これは、昨日と同じ……!」
「やはり昨夜の”霧”と”A”は何らかの関わりがあるようですね。」
霧を目にしたフェリは声を上げ、エレインとクレアは真剣な表情で呟き
「やっぱり……」
「……ゲネシ
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