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博士の挑戦状
第百三十三話

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               第百三十三話  紅茶のお代わり 
 華奈子は紅茶を一杯飲み終えてから考える顔になって言った。
「お代わりいいわよね」
「何杯でもね」
 美奈子が微笑んで答えた。
「お湯はいつもポットに入れてるし」
「それでなのね」
「ティーパックを使ってね」
 紅茶のそれをというのだ。
「それでよ」
「何杯でもなのね」
「飲んでいいわ」
 こう言うのだった。
「そうしたパーティーだからね」
「紅茶飲んでお菓子食べて」
「お喋りするね」
 そうしたことをして楽しむというのだ。
「パーティーだから」
「それでよね」
「だから」
 それでというのだ。
「何杯でもお代わりしてね」
「それじゃあね」
 華奈子は笑顔で応えた、そうしてだった。
 二杯目の紅茶を煎れて飲みはじめた、そうしつつ今度はクラウンの面々にこんなことを言ったのであった。
「あたし紅茶好きだけれどこうして飲むと」
「そうしたらなの」
「余計に美味しく感じるわ」
 春奈に飲みながら微笑んで答えた。
「お菓子食べてね」
「お喋りもして」
「そうもしてね」 
 赤音にも答えた。
「楽しいから」
「それでなのね」
「今回がはじめてだけれど」
 美樹に笑顔で話した。
「何度もしたいわね」
「確かにいいわね」
「でしょ?今日はこのままずっと楽しんで」
 梨花にも話した。
「そしてね」
「またやな」
「やりましょう」
 亜美にそっとマシュマロを差し出してから話した。
「機会見てね」
「いいわね、皆でね」
 美奈子も応えた。
「機会があれば何時でもね」
「やりましょう」
 こう言うのだった、そして紅茶を飲んでお菓子も食べるのだった。


第百三十三話   完


                  2024・1・18
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