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ドリトル先生と不思議な自衛官
第十二幕その三

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「アイスクリームだって」
「普通に食べられますね」
「ビーフシチューもね」
 東郷さんがイギリスで食べたそれもというのです。
「肉じゃがも含めてね」
「食べれますね」
「カレーもね」
 海軍から広まったこのお料理もというのです。
「今じゃ時々どころか自衛隊じゃね」
「毎週食べていますね」
「金曜日にね」
「ルーがあるので」
「そうなっていてね」
 それでというのです。
「また冷蔵庫だけじゃなくて電化製品は」
「洗濯機もテレビもあって」
「コンピューターもスマートフォンもね」
「ありますね」
「それこそね」
「昔の日本とはですね」
「全く違うよ、軍艦も」
 こちらもというのです。
「東郷さんの頃は石炭だったね」
「燃料は」
「それがディーゼルや電池で」
 そうしたものになってというのです。
「潜水艦は電池でね」
「動きますね」
「そして原子力もね」
「ありますね」
「大砲だけじゃなくてミサイルや魚雷もあるし」
 武器はというのです。
「軍服の生地もね」
「今の方がですね」
「ずっとね」
「いいんですね」
「本当に何もかもがだよ」 
 今の日本ではというのです。
「違うよ」
「そのことをですね」
「堀与さんも強くしていると」
「今と昔は全く違いますね」
 トミーはしみじみとして頷きました。
「本当に」
「ううん、江戸時代の日本とね」
 ホワイティはその時代から考えて言いました。
「今の日本は違うし」
「明治の日本ともだよね」 
 ダブダブも言います。
「また違うね」
「あの頃の日本には発電所なんてなかったね」 
 チーチーは言いました。
「原子力とか絶対にだし」
「鉄道もだよ」
 ジップはこちらのお話をしました。
「あの頃は蒸気機関車だよ」
「そうそう、あの頃はまだ竈だよ」
 老馬は台所のことを思い出しました。
「ガスコンロも電気のキッチンもね」
「クーラーも扇風機もなくて」
「暖房も火鉢とか炬燵で」
 オシツオサレツは二つの頭で言うのでした。
「蚊除けも蚊帳でね」
「蚊取り線香とかもなかったね」
「トラクターもなかったね」
「牛さんだったわね」 
 チープサイドの家族はこう言いました。
「それでおトイレもね」
「水洗なんてなくて」
「井戸だったね」
 トートーはお水のお話をしました。
「水道もこれからで」
「道だって整備されてなくて」
 そしてと言うポリネシアでした。
「土のままだったわね」
「コンクリートの建物も少なくて」
 ガブガブは建物について言及しました。
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